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    <title>オクタヴィア・レコード／舞台裏</title>
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    <title>エリアフ・インバル、エクストン・スペシャル・インタビュー</title>
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    <published>2009-04-08T01:20:28Z</published>
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    <summary>「交響曲の神格であるマーラー。最大であり、最後のシンフォニスト」都響のプリンシパ...</summary>
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        <name>オクタヴィア・レコード</name>
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        <![CDATA[<p><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline"><a onclick="window.open('http://www.octavia.co.jp/event/assets_c/2009/04/DSC00642B-272.html','popup','width=567,height=735,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false" href="http://www.octavia.co.jp/event/assets_c/2009/04/DSC00642B-272.html"><img class="mt-image-left" style="float: left; margin: 0px 20px 20px 0px" height="259" alt="3月29日イベントでのインバル氏" width="200" src="http://www.octavia.co.jp/event/assets_c/2009/04/DSC00642B-thumb-200x259-272.jpg" /></a></span></p><p>「交響曲の神格であるマーラー。最大であり、最後のシンフォニスト」</p><p>都響のプリンシパル・コンダクターとして約1ヶ月の滞在中、多彩な演奏会で聴衆を魅了したマエストロ・インバル。今回はEXTONラジオのためのスペシャル・インタビューも敢行。マエストロから音楽についての興味深いお話をたくさん伺いました。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><hr /><p>&nbsp;</p>]]>
        <![CDATA[<p><em>Q1　EXTONからマーラー交響曲第8番がリリースになりました。「千人の交響曲」は今までに何回録音されましたか？また今回の「千人の交響曲」の聴きどころは何でしょうか？</em></p><p><strong><span>EI：</span></strong>私が記憶する限り、マーラーの交響曲第8番は以前フランクフルト放送響とのDENONでの録音があります。8番以外は2回録音しているのですが、この交響曲は１回しかやっておりません。数年前にプライベート盤としてアニバーサリー用に録ったものがありますが、あくまで会員用で市販されてはいません。<br />今回の新しい「千人の交響曲」の聴きどころといえば、マーラーは生きた音楽です。私は指揮者ですが、私も「千人」を20年前と現在とでは同じ演奏はしませんし、またドイツのオーケストラで演奏する場合と日本のオーケストラで演奏する場合も、同じにはなりません。異なるホール、異なる聴衆など変化をもたらす要因はたくさんあり、またマーラーの音楽は非常に深い精神的なメッセージを持っているので、そのメッセージは時代に応じて成長し変化します。そう、ベートーヴェンの音楽のように。決して一つの可能性だけに凝り固まるのではなく、その時代時代の表現となるのです。そのようにして、我々が昨年4月に行ったこの「千人の交響曲」も全く新しいものだと言えるでしょう。</p><p><em>Q2　マエストロにとってマーラーはどのような作曲家ですか？ </em></p><p><span><strong>EI：</strong></span>マーラーという作曲家は時代を通じて最も偉大な交響曲の作曲家です。もちろん、古典派、ロマン派を通じて、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンに始まり、シューベルト、シューマン、ブラームスなど素晴らしい交響曲の作曲家がおりますが、マーラーはそういった一連の流れのいわばクライマックスにあたり、交響曲というジャンルが達成しうる最大限の作曲家です。まさに交響曲の神格といえましょうか。マーラーは最後の交響曲作曲家と言える存在です。その後は全てが日々のビジネスになってしまい、マーラーのような全人類に向けたメッセージとはなっていません。マーラーは交響曲という音楽に最後の意味を与えようとした作曲家であり、もちろん、彼の前にはブルックナーという作曲家もいますね。<br />そういった意味で、マーラーは私にとって最も偉大な交響曲作曲家であり、マーラーが表現しようとしたの音楽、命、精神、思想、そして全ての人類を突き動かすものなのです。それは恐怖、希望、思考、宗教、あるいはこの世界には見えない何かで、マーラーの音楽にはそれら全てが入っているのです。マーラーの音楽は次の世代の人々にも通じる表現であり、そうした人々もまるで今日書かれたかのように理解し得る。そういった意味で、マーラーは同時代の作曲家といえるのかもしれません。</p><p><em>Q3　今回プリンシパル・コンダクターに就任した都響についてどのようにお考えでしょうか？</em></p><p><strong>EI：</strong>都響との関係はもうずいぶん昔からで、かれこれ20年以上前になるでしょうか。8年前の2000年くらいまでに都響とはたくさんのレパートリーとたくさんのコンサートを行いました。その後投票があり、プリンシパル・コンダクターに選ばれたというわけです。<br />彼らは特別な魅力をもつオーケストラで、私は非常に人間味のある音楽性を持っていると思っています。あたたかさをもった音楽表現がこのオーケストラからは聴こえてくる。彼らは技術的な面でも非常に素晴らしくヴュルトゥオーゾであり、このオーケストラの一番の特徴でもある、人間的なあたたかみをもった音楽のクオリティに溢れています。それは非常に重要なことです。</p><p><em>Q４　最後に日本のお客様へメッセージを。</em></p><p>EI：私は、こうして再び日本での活動が増えることを大変うれしく思っております。私は日本の聴衆のみなさまが大好きであり、私の活動や演奏をわかってくださり、熱狂をもって迎えてくださいます。<br />日本には他の国や場所にはない非常に特別な何かがあります。それは、全てがあるべき場所にある、つまり全てが非常にきちんと調整されているということです。私は日本ではあまりびっくりすることがありません。というのも、驚くとしても、それは理解できる驚きであるのです&hellip;たとえば、イタリアに行ってごらんなさい。毎日理解できない驚きばっかりですから（笑。日本ではそのようなことは起こりません。日本では全てが非常に信頼でき、そうしましょうと決められたことが確実に行われます。それは日本の人々が非常にきちんとしていて、日本語の話せないアーティストや会社に対して、助けてあげようという気持ちがあるからだと思うのです。こういうわけで、私は日本で仕事をしたいと思いました。非常に気持ちが良いし、それがあるから、私は本当に酷い時差ぼけにも関わらず、日本に来ようと決心したのです。本当に私の時差ぼけときたら、大変なのです。まるで犬のようです。最低でも1週間は経たないと直りません。これまで時差ぼけにならなかったことはありません。しかしそのような辛い時差ぼけを考慮したとしても、それ以外のことがあまりに素晴らしく、重要なのです。そうそう、特に私は日本食が大好きで、納豆でもオクラでも何でも食べますよ（笑。本当に大好きです。日本に来ると、毎日がお祝いみたいなんです（笑。</p><hr /><p>今後の新録音にもぜひご期待下さい！</p><hr /><p>&nbsp;</p>]]>
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    <title>鬼才ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン　スペシャル・インタビュー</title>
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    <published>2009-03-24T14:11:04Z</published>
    <updated>2009-03-27T07:29:28Z</updated>

    <summary>「春の祭典」「アポロン」レコード・アカデミー賞管弦楽部門賞受賞に寄せてスペシャル...</summary>
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        <name>オクタヴィア・レコード</name>
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        <![CDATA[<p><strong>「春の祭典」「アポロン」レコード・アカデミー賞管弦楽部門賞受賞に寄せて<br />スペシャル・インタビュー!!</strong></p><p>今年3月、体調不良のために急遽来日できなくなってしまいましたが、先月発売のストラヴィンスキー最新リリースに寄せて、2月上旬に電話インタビューに答えてくれました。その全容をお届けいたします。</p><p>なお、ＥＸＴＯＮラジオでは、鬼才ヤープ・ヴァン・ズヴェーデンの貴重な肉声をお聞き頂けます。</p>]]>
        <![CDATA[<p><hr /></p><p><em>まず、「春の祭典」「アポロン」のＣＤがレコード・アカデミー賞管弦楽部門賞に輝きました。ご感想は？</em></p><p>えええ、管弦楽曲のベスト・レコーディングですか！すごいですね！<br />賞を頂くということはいつでも素晴らしいことですが、とりわけ日本においてこのような賞を頂け、とてもうれしく思っています。なぜなら、日本には世界中から一流のオーケストラが毎年来日し、日本でももちろん素晴らしいオーケストラがあり、なおかつ、毎年大変な量のＣＤもこの国でリリースになっています。そのような耳の肥えた日本の聴衆の皆様に評価を頂けたことをとても誇りに思います。<br />ＥＸＴＯＮとは継続的に録音を続けていますが、そのような関係を長く続ける上でもありがたいことですね。いつも同じスタッフ、同じ録音クルーで仕事をしているわけで、そのような協力関係が継続する中、このような時期に賞を頂けたのはとても良いことだと思います。</p><p><em>その続編となる、「ペトルーシュカ」「プルチネルラ」「管楽器のためのシンフォニー」のＣＤですが、マエストロからの聴き所を聞かせて下さい。</em></p><p>ストラヴィンスキーというのは、オーケストラにとって非常に難しい作曲家です。非常に集中して演奏しなければならないし、技術的にも非常に難しい。それと同時に演奏の中で自由であることも要求されます。我々はそれを実現するために非常に鍛錬を重ね、完璧を求めなければなりません。そして同時に自由であるのです。<br />ペトルーシュカについて言えば、今回我々は1911年の初版楽譜を使用しています。つまりオリジナル版です。一般的に言えば、ほとんどの場合オリジナル版ではなく、第2校が演奏されるわけですが、第２校の方がオーケストラにとっては比較的易しいといえましょう。ですからオリジナル版を用いた演奏に対して、皆様がどのようにお感じになるか非常に興味があります。「春の祭典」と同じように、たくさんの方に聴いて頂けると良いのですが！</p><p><em>ペトルーシュカもプルチネルラもバレエの作品ですが、こうした舞台作品を演奏することにどのようなこだわりがありますか？</em></p><p>ペトルーシュカはすでにバレエで演奏しました。素晴らしい経験でした。オペラについては先月ちょうどワーグナーの「ニュルンベルクのマイスタージンガー」を演奏したところです。大変素晴らしかったですよ。オペラについては毎年何らかの演目はやりたいと思っています。というのも、オーケストラにとってもオペラやバレエを経験することは大変重要なことなのです。オペラもバレエも歌手やバレエ・ダンサーたちとうまくやっていかなければなりません。そのためにオーケストラはフレキシブルであることを学ぶのです。将来的にもオーケストラ、そしてオランダ放送フィルにとってもオペラをこなすことは大事です。また、プルチネルラについてあれはオランダ放送フィルではなくオランダ放送室内フィルですね。今回最新の録音において2つのオーケストラを皆さんにご紹介できてうれしいです。</p><p><em>日本の聴衆や日本についてどのような印象をもたれていますか？</em></p><p>日本の聴衆のみなさんは非常にお行儀が良くて、しかも音楽に大きな関心を寄せていますね。素晴らしいことです。特に東京では毎週コンサートがたくさん開催され、しかも世界中のありとあらゆる有名なオーケストラが来日するわけですから。素晴らしいです。</p><p><em>最後にラジオをお聴きのみなさまに一言。</em></p><p>現在、世界経済を鑑みても世界中の人々にとって非常に苦しい時代です。そんな中で、音楽には人々を鼓舞する力があり、なおかつ困難を乗り越える勇気を与えてくれます。音楽というのは人生にとって非常に大切だと思います。日本の方々の人生にとってもそうだと思います。私も来日したり、ＣＤもたくさんリリースして、そのような希望に貢献したいと思っています。そしてたくさんの皆様にコンサートに足を運んで頂きたいと思います。我々音楽家にとって、観客席がいっぱいになることはこの上ない喜びですから。<hr /></p><p><strong><a onclick="window.open('http://157.205.14.102/backstage/assets_c/2009/03/ovcl_00378-96.html','popup','width=350,height=348,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false" href="http://157.205.14.102/backstage/assets_c/2009/03/ovcl_00378-96.html"><img class="mt-image-left" style="float: left; margin: 0px 20px 20px 0px" height="149" alt="ovcl_00378.jpg" width="150" src="http://157.205.14.102/backstage/assets_c/2009/03/ovcl_00378-thumb-150x149-96.jpg" /></a>好評発売中！</strong><br />華麗に織り成す色彩とリズムの融合。<br />ズヴェーデンの完璧な構築性が導く精緻の極み！</p><p><strong>ストラヴィンスキー：<br />「ペトルーシュカ」「プルチネルラ」管楽器のための交響曲&nbsp;</strong></p><p>ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン（指揮）<br />オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団（ペトルーシュカ、管楽器のための交響曲）<br />オランダ放送室内フィルハーモニー（プルチネルラ）</p><p>2008年第46回レコード・アカデミー賞管弦楽曲部門を受賞したズヴェーデンの「春の祭典、他」(OVCL-00312) に続く、待望のストラヴィンスキー集第2弾です。<br />鋭く明晰なズヴェーデンの統率力で完璧に構築された演奏。弦楽器と管楽器、抜群の機能で織り成すリズムと和声の精緻さ、繊細な音質が冴え渡ります。<br />また音像と演奏の構造を的確に捉えた透明感のある録音が、圧倒的な音の実在感を示しています。<br />完全なるバランスを保ちながらも華麗なる色彩で縁取りされた音、劇的な一体感と高揚感で導くズヴェーデンの逸演がマルチサラウンド盤で登場です。&nbsp;</p><p>録音：2008年6月24-28日(ペトルーシュカ、管楽器のための交響曲)2008年8月26-29日(プルチネルラ)<br />ヒルヴェルサム、MCOスタジオにて収録<br />&nbsp;[CD&amp;SACD] OVCL-00378&nbsp;&nbsp;&nbsp; *2ch+5ch Hybrid SACD <br />定価￥3,000-　税抜定価（￥2,857）<br />&nbsp;<hr /></p><p>ズヴェーデン＆オランダ放送フィル　<br />2008年第46回レコード・アカデミー賞管弦楽曲部門受賞!!<br />「春の祭典　他」　OVCL-00312　￥3000(税込)</p>]]>
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    <title>ラデク・バボラーク　スペシャル・ロングインタビュー</title>
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    <published>2009-03-24T12:16:48Z</published>
    <updated>2009-03-24T15:58:02Z</updated>

    <summary><![CDATA[&nbsp;チェコ･ホルンの伝統とオルガンの荘厳な響きによる「ブルックナー・イン...]]></summary>
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        <name>オクタヴィア・レコード</name>
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        <![CDATA[<p><strong><span class="mt-enclosure mt-enclosure-image" style="display: inline"><a onclick="window.open('http://157.205.14.102/backstage/assets_c/2009/03/baborak1-41.html','popup','width=945,height=1198,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false" href="http://157.205.14.102/backstage/assets_c/2009/03/baborak1-41.html"><img class="mt-image-left" style="float: left; margin: 0px 20px 20px 0px" height="190" alt="baborak1.jpg" width="150" src="http://157.205.14.102/backstage/assets_c/2009/03/baborak1-thumb-150x190-41.jpg" /></a>&nbsp;チェコ･ホルンの伝統とオルガンの荘厳な響きによる<br />「ブルックナー・イン・カテドラル」発売記念インタビュー！</span></strong></p><p>　ベルリン・フィルのソロ･ホルン奏者でもあり、名実共に世界一のホルン奏者ラデク・バボラークが、歴史的演奏を感じさせる新譜をリリース。バボラークも一押しと豪語する意気込み十分のこの一枚、ぜひ楽しんでほしいと願うバボラークにお話を聞いてみました。</p>]]>
        <![CDATA[<p><em>今回のブルックナーの録音の構想を思い描いたのはいつくらいからですか？きっかけなどありましたら教えてください。</em></p><p>Babo：以前からオーケストラなどでブルックナーの作品を演奏する機会がありまして、ぼくはこの作曲家の作品にとても興味を持っていたんです。でも、ブルックナーはホルンのオリジナルの作品を書いていないので、作品の中からホルン用に編曲して演奏するということを思いつきました。<br />　今回のアルバムのコンセプトは約5年前に考えついていて、それからというもの、ブルックナーの宗教曲を含むあらゆる楽曲を聴いて、ホルンアンサンブルに適した曲を選びました。</p><p><em>最終トラックには約25分もの、交響曲第7番第2楽章「アダージョ」を演奏されていて、これはもちろん今回の録音では編集して手を加えているわけですが、実際これを演奏会などで通して演奏することは可能ですか？</em><br />　<br />Babo:コンサートで演奏することは可能です。<br />　この曲は、リヒャルト･ワーグナーの死に対して作ったという、歴史的な曲であることなど、とても内容の濃い音楽になっていると思います。それだけではなく、ブルックナーの書いたシンフォニーのアダージョの中でも、最も美しく最高の作品です。小さなモチーフをいくつも重ねて最後には大きな頂点をむかえる。そして最後には再び静けさが戻ってゆき、一つの世界を完結させています。<br />　ホルンのテクニックとしては、この曲は約2オクターブの音列の中で作られているので、そんなに難しいものではないです。<br />　25分間も休憩もなしにコンサートで吹くのは大変なことかと思われますが、この音楽に対して共感し、曲の精神的なものを理解し吹きこなすことが、コンサートで演奏することの大事なポイントだと思います。</p><p><em>今回のほとんどの編曲に携わっているミロシュ・ボクさんは、バボラークさんのこれまでのアルバム･･･例えば清水和音さんとナストゥリカさんとのブラームスの三重奏のアルバムや、バボラーク・アンサンブルのCDの中など頻繁に編曲を担当されていますね。バボラークさんはこのボク氏と、音楽的にかなり親しくされているようですが、彼はどのような人物なのでしょうか。</em></p><p>Babo:ミロシュ・ボクとは、昔からの知り合いで、長い間親しくしている友人でもあります。彼はプラハ郊外に住む作曲家で、いまはカールス・バーグの音楽院で教えたり、家の近くのアマチュアの合唱団の指導にも携わりながら、作曲活動をしていて、いろいろなジャンルの曲を書いています。<br />今回の編曲はとても素晴らしいものに仕上がったと思いますが、実際ホルンアンサンブルにアレンジするということはとても難しいことだったと思います。この編曲版は非常に音域が広く、演奏することが難しかったのですが、我々も頑張りましたし、結果としては、願っていたような美しい音色のアンサンブルの編曲に仕上がったと思います。</p><p>　このブルックナーの編曲のもの以外を挙げると、ボク氏の作品の中には、ブラームスの三重奏をオーケストラとのドッペル・コンチェルトに編曲したものもあります。彼は現代の作曲家でもありますから、オーケストレーションは現代の響きになりがちですが、そのドッペル･コンチェルトはブラームスのその時代の曲の雰囲気を表したいい作品に仕上がっていると思います。</p><p><em><img class="mt-image-left" style="float: left; margin: 0px 20px 20px 0px" height="142" alt="baborak07.jpg" width="213" src="http://157.205.14.102/backstage/baborak07.jpg" />今回のホルン･メンバー「チェコ･ホルン・コーラス」は、チェコ･フィルなどチェコ中のオーケストラから集めた精鋭で編成されたアンサンブルですね。ベルリン・フィルでも働いているバボラークさんが、チェコ人のみのメンバーで編成を行ったのはなにかこだわりがあってのことですか？</em></p><p>Babo:僕は今まで約13年間ドイツのオーケストラで演奏しているから、今回のプロジェクトではドイツのホルニストを集めた演奏も可能でした。でも今回は、これまでCDに残されたホルンアンサンブルの演奏、例えばロンドン、ウイーンや、最近では私もベルリン・フィルの素晴らしいホルンアンサンブルをCDにしましたが、それらとは違った表現の可能性を、このチェコ人のみのアンサンブルで求めたかったんです。メンバーは、チェコの同じ学校で学び、同じホルンの奏法を学んだ気心の知れた仲間の中から選びました。もう約25年前からの、学生時代からの知り合いで、みんな今ではチェコ･フィルの奏者、プラハ放響の奏者、オペラの奏者であったりと、チェコ内の色々なオーケストラでホルン奏者として働いているんですが、今でもよく連絡を取り合っているんですよ。</p><p><em>チェコ・ホルンといえば、独自の伝統があって、昔から世界中の演奏家たちに影響を与え続けているハイレベルなホルン、また楽器を超越した豊かな歌心を持っているという印象ですが、チェコ･ホルンは他の諸国のホルンと比べて何が違うのでしょうか。またチェコ･ホルンとはどのような教育や歴史のもとに成り立っているのでしょうか。</em></p><p>Babo:チェコ・ホルンの音色というのはとても独特なものだと思っています。世界には他にも、ロシア、ドイツ、ウイーン、フランスの奏法等･･･色々ありますが、チェコの奏法というのは、我々の体のなかに根付いている奏法です。昔は、そのような国ごとでの奏法ではなく、ミュンヘンであったり、モスクワであったりという、もっと小さな範囲でホルンの奏法というものが存在していました。今は、もっとワールドワイドにホルンの奏法というものが確立されているように感じます。毎回レッスンでは先生に「人間の声のように、歌うように吹きなさい」ということを言われまして、それがわれわれのレッスンにおいての基本テーマでした。エスプレッシーヴォで表情をつけたり、ビブラートをつけたりなどもしますが、なにより人の声で歌うように吹くというのがチェコのホルンの奏法の基本理念なのです。またチェコの奏法は、そこまで大きなダイナミックな表情を付けるような奏法ではないですね。割れるような大きな音も出さないし、あくまでも人の声の範囲内のダイナミクスと思います。僕自身といえば、ドイツに移って、ドイツの奏法も身に着けました。チェコの奏法と、ドイツの奏法、この両方を兼ね備えたものが自分の音楽を作っていると思います。例えば、ピアニシモで吹いた直後に強力なフォルテシモで強弱をつけたりするように、大きな差をつけたダイナミクスで音楽を表現することもあります。今回のアンサンブルについていえば、チェコの独特な音色がとても重要でした。また、チェコの同じ奏法の仲間とアンサンブルをするということは気心の知れた仲間と演奏するということでもありますから、そういったことが良いアルバムを作ることができた一因になったことも事実ですね。</p><p><em>チェコ･ホルンの伝統を今後守って後世に伝えていくため、バボラークさんの中でなにかアイデアやプランなどを持っていますか？</em></p><p>Babo:チェコも1989年のビロード革命で壁が崩れて以来、今では世界の壁というものはなくなりました。アメリカ、ドイツからチェコに習いに来るホルンの生徒、またその逆もあるでしょう。今はまだその過渡期にあって、彼らがこれから自国に戻ってその後どうなるかということはこれからの未来のことになりますが。ドイツにも素晴らしいホルンの楽派、システム、奏法の教え方があります。それをチェコに持ち帰ることも、とてもいいことだと思っています。ドイツの奏法を自分の母国で伝えて、チェコの奏法と交じり合ったら、新しいものができてくるのではないでしょうか。つまりそれはインターナショナルなホルンの奏法になってくるし、チェコの奏法、各地の奏法の流れと共に新しく進化していくものです。</p><p><em><a onclick="window.open('http://157.205.14.102/backstage/assets_c/2009/03/baborak05-thumb-283x425-44-45.html','popup','width=283,height=425,scrollbars=no,resizable=no,toolbar=no,directories=no,location=no,menubar=no,status=no,left=0,top=0'); return false" href="http://157.205.14.102/backstage/assets_c/2009/03/baborak05-thumb-283x425-44-45.html"><img class="mt-image-left" style="float: left; margin: 0px 20px 20px 0px" height="300" alt="baborak05.jpgのサムネール画像" width="200" src="http://157.205.14.102/backstage/assets_c/2009/03/baborak05-thumb-283x425-44-thumb-200x300-45.jpg" /></a>バボラークさんはバッハやブルックナーのこのような教会音楽を録音に取り上げることが多いですね。今回は初めて録音のロケーションに教会を選ばれているわけですが、特別に思い入れがあったんでしょうか。</em></p><p>Babo:バッハやブルックナーなど教会で演奏するために書かれた音楽を今回のように教会で録音するということは、コンサートホールやスタジオなどで演奏するのとは、雰囲気、精神性が全く違ってくるものだと思います。教会で演奏するということはわれわれヨーロッパ人の歴史的環境の中で昔から行われてきたことで、特殊な精神性があってのことだと思います。特にこのようなブルックナーの宗教曲は、コンサートホールで演奏するよりは、絶対的にこのようなカテドラルの中で演奏されるものだと思います。コンサートホールでの演奏は、もっと早くとか、もっと正確に、ものすごくヴィルトオーゾ的に、もしくはソリスティックになどと要求されることがあるかと思いますが、教会の中は、もっとゆっくりと時間が流れているので、ゆったりとした精神性をもって音楽の流れを作っていくような感じです。今回の教会の中での録音は、本当に素晴らしいものに仕上がったと思います。メンバー全員が、教会の中で同じ時間を感じ、同じ精神を保てて、その音楽と響きの中に身をゆだねてひとつの作品を完成することができました。今回のホルンメンバーが教会に集まって、気持ちが一体となり同じ精神性を持ってひとつのアンサンブルを作り出せたことは、とても素晴らしい体験だったと、皆も感じたようです。</p><p><em>この「ブルックナー･イン･カテドラル」に続くような今後のアルバム制作の構想などありましたら教えてください。</em></p><p>Babo:今回はブルックナーのアンサンブルのためにこの8人のメンバーを集めてこのような素晴らしい演奏を行って、僕も非常に満足しているわけですが、出来上がったCDを聴き、またこのメンバーで何か他のことをやってみたいと次の構想を考えるようになりました。これはそれまで思いもしなかったことですが。例えば、新しい作曲家に、このアンサンブルのために曲を書いてもらう、またはこのアンサンブルに見合う音楽を探して次の構想を考えてみたいなとも思っているところです。初期のバロックや、ルネッサンスの音楽をこのメンバーでやってみたいですね。フレスコ・バルディ、ガブリエリなどの音楽、16、17世紀の音楽にも挑戦してみたいと思います。また、これはもう依頼するしかないでしょうが、このメンバーのために新曲を書いてもらい、20世紀、また21世紀のアヴァンギャルドで現代的な音楽にも挑戦したいと思っています。バッハの音楽も、自分のモットーの中にあるひとつので、それにも挑戦したいです。とまあ、このように色々考えているので、まだまだこの先5年くらいはいろんなことができるでしょうね。充分だと思いますが、いかがでしょうか。</p><p><em>最後に、日本のファンの皆様にメッセージをお願いします。</em></p><p>Babo:日本の親愛なる皆様へ、今回のCDを買っていただいた方は、ご家庭のオーディオ装置で聴かれたり、ヘッドホンステレオで聴かれたりと様々だと思いますが、とにかく純粋に音楽を楽しんでいただければ！<br />　このCDを聴くことによって、ブルックナーの音楽を学び、見識を高めるということも結構ですが、教会のゆったりとした精神性を聴き取っていただいいたり、もっと単純にこの音楽の雰囲気、教会のサウンドというものを楽しんでいただいて、例えば赤ワインなどを飲みながら聴いてもらえればと思いますね。</p><p>&nbsp;</p><p><em>いろいろと興味深いお話しをありがとうございました。</em></p><hr /><p><p><strong><img class="mt-image-left" style="float: left; margin: 0px 20px 20px 0px" height="169" alt="OVCC-00068.jpg" width="170" src="http://157.205.14.102/backstage/OVCC-00068.jpg" />好評発売中！</strong><br />チェコ･ホルンの伝統とオルガンの荘厳な響きによる「ブルックナー・イン・カテドラル」</p><p>&nbsp;<strong>ブルックナー・イン･カテドラル　～天上の音楽～</strong></p><p>アヴェ・マリア／ヴィントハークのミサ<br />モテット集／「アダージョ」（交響曲第7番第2楽章より）</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;ラデク･バボラーク（ソロ･ホルン）　チェコ･ホルン・コーラス<br />アレシュ･バールタ（オルガン）　ミロシュ・ボク（指揮）</p><p>　2009年2月25日発売の「ブルックナー・イン・カテドラル」は、プラハ郊外モストにある聖母被昇天教会において、バボラークの古くからの仲間であるチェコ・ホルン奏者たちと、オルガン奏者アレシュ・バールタ、また旧知の友である作曲家ミロシュ　ボクといったメンバーで収録されたブルックナー作品のホルン・アンサンブルです。<br />　中でも特に聴き応えがあるのは、最終トラックの交響曲第7番第2楽章「アダージョ」。バボラークのソロ・ホルンとバールタのオルガンのデュオによる延々25分間の壮大な演奏が教会内に響き渡ります。<br />&nbsp;その他にも、ホルン8本(うち4本はワーグナー・テューバと持ち替え)とオルガンによるモテット集、ミサ曲など。<br />　マルチサラウンド盤による三次元的な響きはオーディオ的にもお楽しみいただけ、さらに空間に広がってゆくような音響は、まるで天上から響く音楽を聴いているよう。ふと、敬虔さや慎ましさを感じることのできる一枚です。</p><p>[CD&amp;SACD]OVCC-00068　￥3,000(税込)</p></p>]]>
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