octavia: 2011年8月アーカイブ

サカリ・オラモ(指揮)
ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団



ブルックナー:交響曲 第3番「ワーグナー」



ストックホルム・フィルとオラモの最新新譜、ブルックナー交響曲 第3番の登場。
オラモは今年現在、パリ管、ウイーンフィルなどの最上級のオーケストラへのほんの数回の客演以外、そのほとんどの活動をストックホルム・フィルに専念し、ますます関係を深めています。
ここで聴けるブルックナーも、前リリースのマーラーの1番(昨年の来日記念盤)同様、どの部分からも隙の無い、構築され尽くした造詣で、本アルバムを仕上げています。
もちろん録音も極上の出来で、ライブのテイクで仕上げられたとは思えないほどの完成度です。
それは指揮者とオーケストラが練りに練った、確固たる自信に満ち溢れた説得力がそのすべてを物語り、我々聴くものを圧倒します。


 

録音:2010年9月15日-18日
ストックホルムコンサートホールにて収録

 

沼尻 竜典(指揮)
トウキョウ・モーツァルトプレーヤーズ



ベートーヴェン:交響曲 第4番
R.シュトラウス:メタモルフォーゼン


 

沼尻竜典とT-M-Pによるベートーヴェン・チクルスが遂に完結です。
2000年2月にリリースされた第一弾となる交響曲第6番は発売当時、瑞々しい音楽の中にも心の強い表現により、大いに注目されました。また、オーケストラの精密な技術とアンサンブルが各紙に絶賛されました。
それから11年後の今年、交響曲第4番の発売で、遂に完成となりますが、このコンビの著しい成長が刻まれた素晴らしい全集となりました。この間に沼尻は日本の各オーケストラの主要なポストを歴任、大きくキャリアを伸ばしましたし、結成当時若かりしオーケストラのメンバーたちも、国内主要オーケストラの首席クラスとして声がかかり、まさに日本のオーケストラの中心メンバーとして活躍するようになりました。オーケストラとしての経験も重ね、T-M-Pの名はその実力と共に広く知られるようになったのです。
今回収録された第4番もそれらの経験が存分に生かされ、躍動感があり、音楽が生き生きとしながらも、重厚なサウンドを聞かせます。沼尻が細部まで踏み込んだ表現を全て形にしながらも、さらにダイナミックにスケール大きく聞かせるのは、このコンビならではです。また、カップリングされた「メタモルフォーゼン」も驚異的な名演です。重厚な弦楽器の響きで圧倒させ、美しく繊細な表現も兼ね備えています。
このコンビのひとつの終結と新たなる発進となるアルバムです。

 


録音:2008年3月27-29日、2011年2月4-6日
東京・三鷹市芸術センターにて収録

木野雅之(ヴァイオリン)
ペーター・イレイニ(指揮)
ハンガリー交響楽団



ベートーヴェン:
ヴァイオリン協奏曲
ロマンス 第1番、第2番


 

昨年発売されたメンデルスゾーンとブラームスの協奏曲アルバムから一年。協奏曲アルバム第2弾のリリースです。

「ベートーヴェン、メンデルスゾーン、ブラームス、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲と言えば、演奏家であれば誰でも演奏したい王道を行く作品です。
それらのなかでベートーヴェンのみ自分のディスコグラフィにラインアップとして欠けていました。
今回この作品を録音できたことは演奏家として大きな喜びであります。ヴァイオリン演奏におきましては、大変な歴史を誇るハンガリーの演奏家達、オーケストラ、マジャールフィル管弦楽団とのセッションはとても貴重な時間でした。恩師ナタン・ミルシテイン先生のカデンツァと共に、私の半世紀の集大成ともいえる音楽を、是非お聴き頂きたいと思います。」(木野雅之談)


録音:2011年3月31日、4月1日
ブダペスト、ハンガリー放送 第22スタジオにて収録

金子鈴太郎(チェロ)
須藤千晴(ピアノ)



ブラームス:チェロ・ソナタ第1番 ホ短調 作品38
チェロ・ソナタ第2番 ヘ長調 作品99
シューマン:アダージョとアレグロ 変イ長調 作品70



桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコースを経て、ハンガリー国立リスト音楽院に留学し、サイトウ・キネン・オーケストラ、国内でのプロオーケストラ、室内楽等で活躍している期待のチェリストの金子鈴太郎と、東京藝術大学を卒業し、ドイツ政府給費留学生としてベルリンに留学し、ジーナバックアウワー国際ピアノコンクールで入賞するなど、海外でも評価を得ているピアニストの須藤千晴。
この実力派若手奏者の2人をデュオで収録しました。
金子鈴太郎のチェロの深い情感と、豊かな音楽性は、とくにブラームスのような精神的な奥深さを持つ曲をしっとりと歌い上げています。そして、そこに寄り添う須藤の真摯なピアニズム。かねてから親交のあり、長年共演したいという思いがあった2人ですが、ようやく金子のデビューCDという形で共演を果たし、その演奏の中にお互いの感性がぴったりと合ったのを感じたといいます。
1楽章のじっくりと歌う部分から最終楽章の華麗な旋律まで、抜群のコンビネーションと充実の構成力で奏でます。


録音:2011年4月21日、6月3日
埼玉・三芳町文化会館(コピスみよし)にて収録

武本京子(ピアノ)
豊嶋泰嗣(ヴァイオリン)
藤森亮一(チェロ)



ラフマニノフ:
ピアノ三重奏曲 第1番ト短調、第2番ニ短調
ヴォカリーズ 作品34-14
「パガニーニの主題による狂詩曲」作品43より第18変奏(ピアノ三重奏版)



近年、藤森亮一とのデュオを通して数々の音楽活動を展開し好評を得ているピアニスト・武本京子はそのフィールドの延長線上のプロジェクト、ヴァイオリンの名手、豊嶋泰嗣を向かえてのラフマニノフのトリオのレコーディングを行いました。
「悲しみの三重奏」と称された2曲のピアノ三重奏曲をこの三人の名手が一つになって、悲愴に満ちた祈りともに似たロマンティシズムを奏でて行きます。
過去、藤森とラフマニノフのチェロ・ソナタで好評を博したデュオが、ソリストまた名コンサートマスターとして円熟期を迎えた豊嶋を向かえ、武本のあふれ出す彩色と動的なロマンティシズムと二人の弦楽器が綾なす静的なロマンティシズムが衝突し、そこに新たに融合されたラフマニノフの別世界のロマンが創造されます。


録音:2010年4月1-3日
岐阜、クララザールにて収録

 

ラヴェル:「クープランの墓」より"リゴードン"/アフラートゥス・クインテット
チャイコフスキー:こんぺいとうの精の踊り/小林研一郎(指揮)&アーネム・フィル
チャイコフスキー:花のワルツ/小林研一郎(指揮)アーネム・フィル
フランス民謡:アビニョン橋の上で/チェコ・フィル少年少女合唱団
デュボワ:フルート四重奏曲より第1楽章/ザ・フルート・カルテット
エルガー:威風堂々 第1番/ウラディーミル・アシュケナージ(指揮)シドニー交響楽団
サン=サーンス:白鳥/カレル・フィアラ(チェロ)クヴィータ・ビリンスカ(ピアノ)
クライスラー:中国の太鼓/木野雅之(ヴァイオリン)平沢匡朗(ピアノ)
モーツァルト:アイネ・クライネ・ナハトムジーク 第1楽章/チェコ・フィル室内管弦楽団
グノー:操り人形の葬送行進曲/アフラートゥス・クインテット
チェコ民謡:手を叩きましょう/チェコ少年少女合唱団
モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」より第1楽章/武藤英明(指揮)チェコ・フィル
クライスラー:おもちゃの兵隊の行進曲/木野雅之(ヴァイオリン)平沢匡朗(ピアノ)
フンメル:トランペット協奏曲より第3楽章/ハンス・ガンシュ(トランペット)マルティン・ジークハルト(指揮)スピリット・オヴ・ヨーロッパ
ムソルグスキー:卵の殻をつけたひなどりの踊り/ロシアン・ブラス
ドヴォルザーク:「チェコ組曲」より"ポルカ"/ズデニェク・マーツァル(指揮)チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
ガーシュウィン:「ポーギーとベス」組曲より "ベス、お前は俺のもの"/豊嶋泰嗣(ヴァイオリン)三輪郁(ピアノ)
ドビュッシー:「小組曲」より"バレエ"/斉藤デュオ(ピアノ・デュオ)
モーツァルト:おもちゃの交響曲より第1楽章/チェコ・フィル室内管弦楽団
ニャタリ:「ブラジル風民謡組曲より3.Choro/尾尻雅弘(ギター)仲道祐子(ピアノ)
デュボワ:フルート四重奏曲より第3楽章/ザ・フルート・カルテット
フランセ:ディヴェルティメントより第3楽章/バボラーク(ホルン)菊池洋子(ピアノ)



小さな子供とお母さんやお父さん、親子みんなが一緒に聴いて楽しめるクラシック音楽を集め、コンピレーションアルバムにしました。
木管アンサンブルの面白い音色、金管楽器の勇ましい音色、オーケストラの優雅な響き、ピアノやチェレスタのきらきらした音。楽器の音色が楽しいと思うことで、音楽に興味を持ち、楽器を始めたいと思うきっかけになるような1枚になれば。
「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」(オーケストラ)、「アビニョン橋の上で」(合唱)といった誰もが聴いたことのある有名曲から、「おもちゃの交響曲」(オーケストラ)、「操り人形の葬送行進曲」(木管五重奏)という少し変わった響きが聴ける曲、「白鳥」(チェロ)や「花のワルツ」(オーケストラ)など優雅な響きのする曲まで、全22曲も集めたCDです。
堅い印象のあるクラシックですが、このアルバムを聴けば、こんな曲もあったと再発見できるような、子供から大人まで聴いて楽しくなるような曲がたくさん揃った1枚です。

チャールズ・ナイディック(クラリネット)
大島文子(クラリネット)
大島直子(ピアノ)



ポンキエッリ:イル・コンヴェーニョ~2本のクラリネットとピアノのためのディヴェルティメント
メンデルスゾーン:2本のクラリネットとピアノのための演奏会用小品第1番、第2番
サラサーテ:ナヴァラ-スペイン舞曲 作品33、カヴァリーニ、二重奏曲 第1番、第2番
バッシ:ベッリーニの歌劇「夢遊病の女」による幻想曲



2本のクラリネットとピアノが聴かせる新しい(出会い)の世界へようこそ!
世界的なクラリネット奏者チャールズ・ナイディックと大島文子、そして手練のパートナー大島直子のピアノが、圧倒的なテクニックと歌に満ちた表現力で魅せます。
B管クラリネット、Es管クラリネット、バセットホルンとバラエティ豊かな楽器のコンビネーションも聴き応え十分。イタリア・ベルカントの華やかな世界が、すぐ目の前に広がります。


録音:2010年3月29~31日
秩父ミューズパーク音楽堂にて収録



古の昔から、日本人は一滴の水が滴る「音」に深い情緒を見出し、そこから無限に広がる世界観を築いてきました。それこそが、日本人ならではの行間であり、間(ま)であり、沈黙の美学でもあります。情報が飽和する現代、一滴の水の奏でる音から風を感じ古の情緒に思いを馳せてみませんか。
水琴窟は、日本庭園においての風雅な音の遊びとして江戸時代から楽しまれてきました。
この録音のために、特注の器と櫓(やぐら)を製作。水、電気、機材に至るまで、可能な限りのこだわりを尽くし、水琴窟の音の収録を試みました。
50分間の静寂の中、約10秒に一度水滴の音が響きます。その音に世界が凝縮され、静寂の情緒が溢れます。

ラデク・バボラーク(ホルン)



J.S.バッハ:組曲第1~3番(無伴奏チェロ組曲ホルン版)



2003年からベルリン・フィルの首席ホルン奏者として大きな活躍を果たしているラデク・バボラーク。天才ホルニストの名を欲しいままにしている彼が挑戦した、バッハの無伴奏チェロ組曲第1~3番。2002年に発売された名盤が、ハイブリッドSACD盤となって登場です。
バボラークは極上の技術と深く理解されたバッハの楽曲によって、これ以上考えられないほどの音楽性で雄弁に語りかけてきます。どんな難解なフレーズも軽やかに、颯爽に吹きこなすそのホルン・テクニック、そしてふくよかで秀逸な美しい音色。まさしく驚異の偉業というほかありません。この奇蹟を是非お楽しみ下さい。


録音:2002年6月29-31日、7月1日
プラハ、ドモヴィナ・スタジオにて収録

エド・デ・ワールト(指揮)

オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団


歌劇「ニュルンベルクのマイスターシンガー」第1幕への前奏曲
歌劇「ローエングリン」第1幕への前奏曲
歌劇「ローエングリン」第3幕への前奏曲
舞台神聖祭典劇「パルジファル」第1幕への前奏曲
歌劇「さまよえるオランダ人」序曲
楽劇「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死
歌劇「タンホイザー」序曲


ワーグナー指揮者としてすでに伝説的ともいえる評価を得ているオランダの名匠デ・ワールトが、手兵オランダ放送フィルと満を持してのワーグナー管弦楽曲全集を誕生させました。デ・ワールトは決して扇情的になることなく、精緻な読譜、解釈と激情との均衡を見事にとり、重厚かつ甘美なオランダ放送フィルのサウンドから物語あふれる壮麗なワーグナー・ワールドを構築します。まさに巨匠の妙技、そしてオランダ放送フィルの艶やかで味わい深いサウンドも必聴です。新たなる名盤の誕生と言えましょう。


録音:2003年8月25-29日
     ヒルヴェルサム、MCOスタジオにて収録


小林研一郎(指揮)
アーネム・フィルハーモニー管弦楽団


オランダで100年以上の歴史を誇る伝統のオーケストラ、アーネム・フィルが、絶妙の相性と熱狂的な人気のコバケンを常任指揮者に迎え、注目の蜜月コンビの登場です。オランダならではの味わい深い弦の響きと俊英ぞろいの管楽器セクションが、小林の溢れる歌と爆発的なパワーと呼応。コバケンの十八番「幻想」を新たに深化させます。序曲「宗教裁判官」も若きベルリオーズが大規模なオーケストラで実現した秀作。刺激的な1枚です。


録音:2006年11月21-23日
        ナイメーヘン、コンセルトヘボウ・デ・フェレエーニヒング

ジョン・ヴィクトリン・ユウ(指揮)
フィルハ-モニア管弦楽団


オーディオ的にも音楽的にも話題となった名門フィルハーモニア管弦楽団の「惑星」をクローンコピーで更に鮮やかに! 漲る生命の躍動感、広がるホルストの響き。また、韓国の俊英指揮者、ジョン・ヴィクトリン・ユウが導く輝かしい表現とダイナミックなサウンドは人々を虜にしてゆきます。極上の「惑星」をご堪能下さい。


録音:1998年7月13-16日
   ロンドン、アビイ・ロード・スタジオ(オーケストラ)
   プラハ「芸術家の家」ドヴォルザーク・ホール(オルガン)にて収録

パネンカ・トリオ
ヴェロニカ・コズロフスカ(ヴァイオリン)
パヴェル・ルドヴィク(チェロ)
ヤン・ペトル(ピアノ)


ドヴォルザーク:ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調 作品21
スメタナ:ピアノ三重奏曲ト短調作品15


チェコ楽壇の一線で活躍する若手メンバーによるパネンカ・トリオ。
ヴァイオリンのヴェロニカはチェコ・フィル史上2人目の女性団員である若手ホープ。チェロのパヴェルはプラハ放送響の首席奏者、そしてピアノのヤン・ペトルはあの世界一のホルン奏者、バボラークのお気に入り伴奏者として日本でも知られています。
彼らが世界デビュー盤に選んだのはレパートリーの中でも特に重要なスメタナとドヴォルザークのピアノ・トリオ。チェコの民族風土あふれるリズムを聴かせるドヴォルザークに、叙情感が溢れチェコの美しさを存分に表すスメタナ。
パッション溢れる演奏で、ヨーロッパを中心に活動する新星トリオの瑞々しい音色を、クローンコピーで再びお楽しみください。


 

録音:2004年12月14、15日、2005年8月11日
プラハ、「芸術家の家」ドヴォルザーク・ホールにて収録 

チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
小林 研一郎(指揮)



チャイコフスキー:交響曲第5番
スラヴ行進曲



この録音はチェコ・フィル98~99年のシーズンで最も好評だった2月のコンサートに並行して行われたセッションの記録です。小林は、得意であるこれらの名曲に全身全霊を持って息吹を与え、これまでとは違う次元の音楽に仕上げていきます。オーケストラも小林に大きく応え、信頼関係の深さを表しています。99年7月にリリースされて以来、多くのファンから支持を得ているロングセラー盤をクローン・コピーでお楽しみください!


録音:1999年2月25-26日
プラハ「芸術の家」ドヴォルザーク・ホールにて収録


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