octavia: 2014年1月アーカイブ

郷古廉(ヴァイオリン)


J.S.バッハ:
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第1番 BWV1001
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ 第1番 BWV1002

バルトーク:無伴奏ヴァイオリンソナタ Sz. 117


凄いヴァイオリニストのデビューである。
 まだ、19歳の郷古廉。バッハとバルトークを弾いているが、技術も音色の美しさも完璧な上、音楽性がすばらしい。作曲者の名前が消え、ヴァイオリンという楽器も姿を消し、人間の心が冴えざえとした音の中から香ってくる。ストラッド全体が鳴り切り、広々とした世界が現出する。
 それにしても19歳にして、この落ち着いた佇まいはどうだろう。哀しげに光る弱音は何だろう。

―音楽評論家・宇野功芳


2013年10月22-24日 プラハ、ストジェシュヴィッカー・エヴァンゲリカル教会 にて収録

エリアフ・インバル(指揮)

東京都交響楽団


ブルックナー:交響曲第9番(ノヴァーク版)


2014年4月よりプリンシパル・コンダクターから桂冠指揮者へ就任が決まったエリアフ・インバルと都響によるブルックナー・シリーズの登場です。
<新マーラー・ツィクルス>が好評なこのコンビ。インバルは現代を代表するマーラー指揮者でありながら、同時にブルックナー指揮者としても高い人気を誇っております。美しい弦楽器の調べとスケールの大きなサウンド。現在のインバル&都響の好調ぶりを充分堪能できる素晴らしい演奏となりました。揺るぎなく構築された強靭さと、繊細な響きから広がりを見せる極美な世界。それらを同居させられるのは、巨匠インバルのなせる業です。これぞブルックナーの世界!ぜひお聴き下さい。


2013年5月9日 東京文化会館 にて収録

 若林顕(ピアノ)


ベートーヴェン:
ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」
ピアノ・ソナタ第14番「月光」
ピアノ・ソナタ第23番「熱情」
「エリーゼのために」


今まで音楽活動の主要レパートリーとしてベートーヴェンを取り上げてきた若林顕。長きにわたる演奏活動の成果を問うべく、今回満を持してベートーヴェンの3大ピアノ・ソナタ、「悲愴」、「月光」、「熱情」、そして「エリーゼのために」を収録しました。迫力あふれるダイナミックな音楽と、際立つ繊細な響き。加えて卓越したその技術は、ベートーヴェンの音楽の細部に至るまで表現しきる挑戦を続けてゆきます。豊かで奥行きのある音楽表現を実現するために研究と努力を重ねてきたと言う若林。重厚な和音はあくまでも力強く、そしてベートーヴェンの旋律を澄み渡る美しい音色で奏でる、若林顕の鮮やかな音楽表現が堪能できる1枚となりました。


録音:2013年9月18-20日、東京・稲城iプラザにて収録

 江崎昌子(ピアノ)

飯森範親(指揮)

山形交響楽団


ショパン:
ピアノ協奏曲第2番 作品21
ボレロ 作品19
タランテラ 作品43
3つのエコセーズ 作品72
2つのブーレ
ギャロップ・マルキ
フーガ
コントルダンス
葬送行進曲(フォンタナ版)
葬送行進曲(オックスフォード版)
カンタービレ
モデラート

ラルゴ


これまで多くのショパンのアルバムをリリースし、高い評価を受け続けている江崎昌子の初となるコンチェルトアルバムの登場です。伴奏は今をときめく名コンビ飯森&山響です。万全のオーケストラのもと、江崎昌子のピアニズムが輝きます。ポーランドの香りを運ぶかのようなリズムと力強さ、そして歌心。これぞショパンの音楽であり、真髄でもあります。小品集のほうも、珠玉の名曲ぞろい。一曲一曲にショパンの魂が宿り、輝いています。江崎昌子の華麗な演奏をお楽しみ下さい。


録音:2013年5月11,12日 山形テルサ(協奏曲第2番)、8月1日稲城iプラザ(小品集)にて収録

 尾尻雅弘(ギター)


ガーシュウィン:
天国への階段を
ス・ワンダフル
ライザ
クラップ・ヨー・ハンズ

ビル・エヴァンス:
ワルツ・フォー・デビー
エピローグ

ジョー・ザヴィヌル:
バードランド

チック・コリア:
ギターのための「ルーミネーションズ」
スペイン

ラルフ・タウナー:
ギターのための組曲
ジョイフル・ディパーチャー
イフ


ギタリストとして、また、編曲や指導者として多方面で活躍する尾尻雅弘。バッハ:リュート作品集(OVCL-00191)から約10年の時を経て、ソロ・ギター・アルバムが登場です。今回彼が選んだのは自身のギタリスト活動の原点とも言えるジャズ作品。「ワルツ・フォー・デビイ」、「バードランド」といった誰もが耳にしたことのある名曲たちが、尾尻の手によりソロ・ギター作品として新たな息吹を吹き込まれます。また、チック・コリアの「ルーミネーション」を日本初録音。日本でも人気の作品「スペイン」、またアメリカの名ギタリスト、ラルフ・タウナーの作品群とともに尾尻のギター演奏の真髄とも言える独奏で見事に描ききります。古今東西、魅惑のスタンダード・ナンバーが詰まったギターファン必携の1枚です。


録音:2013年7月23-25日、神奈川県相模湖交流センターにて収録


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