2009年3月アーカイブ

ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン(指揮)
オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団



ストラヴィンスキー:「春の祭典」「ミューズの神を率いるアポロ」



演奏を生み出すことにあくなき情熱と、徹底的な厳格性を持つズヴェーデン。極限まで一貫した厳しさでオーケストラを統率して奏でた「春の祭典」&「ミューズの神を率いるアポロ」が2008年度レコード・アカデミー賞管弦楽曲部門賞に輝きました。
極彩色に満ちた音と音、鋭く切り込んでくる変拍子のリズムが、ズヴェーデンの設計図のもとに恐るべき完璧なバランスで織り成し、圧倒的な迫力で迫りくるその演奏は、まさに“完全無欠な狂気の世界”。その演奏を、高品位録音で定評のあるエクストンの、今現在で最もハイレベルな技術を駆使して作り込みました。超高精細に富んだ音を引き出した録音芸術。聴けば、鳥肌の立つような劇的な臨場感を伴ったストラヴィンスキーを体感できます。
今回は多くのリクエストの声にお応えして、マルチch入りのSACDハイブリッド盤での登場です!


録音:2006年8月21-25日
ヒルヴェルサム、MCOスタジオにて収録

 

小林研一郎(指揮) 
アーネム・フィルハーモニー管弦楽団



チャイコフスキー:
「ロメオとジュリエット」
「くるみ割り人形」組曲
序曲「1812年」



2007年3月に来日し、大盛況のうちに幕を閉じた、小林研一郎率いるアーネム・フィル来日コンサート。今年2009年も、あの熱狂コンサートが再来!そのコンサートの記念盤です。
当盤ではチャイコフスキーの名曲を贅沢に集め、最終トラックには今回の来日で日本フィルとの大迫力の合同演奏が期待される大注目曲、序曲「1812年」を収めています。
小林は手兵アーネム・フィルを堂々と導き、曲の構成をしっかりと捉えた演奏ながらも、劇的な演奏を作り上げています。特に、ロシア情緒たっぷりのチャイコフスキーならではの旋律は秀逸に響かせており、感動を誘います。そして、最後には高らかに歌い上げる金管にのって、燦然と鳴り続ける鐘の音と、大砲とが大迫力のうちに轟きます。
まさしくコバケンならではの成せる圧巻たる一大スペクタクルがここに登場です。


録音:2008年11月27-29日(「ロメオとジュリエット」、序曲「1812年」)
アーネム・ムシス・サクルム・コンサートホール
2005年4月6日(「くるみ割り人形」組曲)
ナイメーヘン、コンセルトヘボウ・デ・フェレエーニヒングにて収録

小林研一郎(指揮)
アーネム・フィルハーモニー管弦楽団



チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」



2007年3月に来日し、大盛況のうちに幕を閉じた、小林研一郎率いるアーネム・フィル来日コンサート。今年2009年も、あの熱狂コンサートが再来!そのコンサートの記念盤です。
高い評価を受けた同オーケストラとのチャイコフスキー「交響曲第5番」に続く「悲愴」の演奏ですが、小林は今回の演奏で「初めて悲愴が理解できた」と言葉を残しています。
全体的にゆったりとした幅広いテンポで進み、悲哀を伴った「悲愴」の旋律を、アーネム・フィルのあたたかく素朴なサウンドが曲を彩ってゆきます。
絶大なる信頼を置いている小林のタクトに導かれ、後半に行くに従って、壮絶なまでの劇的な歌心を見せるオーケストラ。しっかりとした構成感と、チャイコフスキーらしい劇的なロマンティシズムを随所に見せる秀演です。


録音:2008年11月 27-29日 
アーネム、ムシス・サクルム・コンサート・ホールにて収録

エリアフ・インバル(指揮)
東京都交響楽団

澤畑恵美、大倉由紀枝、半田美和子(ソプラノ)
竹本節子、手嶋眞佐子(メゾ・ソプラノ)
福井敬(テノール)
河野克典(バリトン)
成田眞(バス)
晋友会合唱団、NHK東京児童合唱団


 

マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」



世界的巨匠の一人、インバルの記念すべきEXTON第1弾CDは東京都交響楽団とのマーラー交響曲第8番「千人の交響曲」です。インバルは2008年4月、都響のプリンシパル・コンダクターに就任しました。1980年代フランクフルト放送響との一連の世界ツアーや録音によって、「インバル=マーラー」という異名さえ存在する世界が認めるマーラー指揮者、インバル。都響も伝統的にマーラーを重要なレパートリーとして数々の名指揮者とのチクルスや演奏会で実績を積んできたオーケストラであり、この作曲家の名前によって深く結び付けられたコンビによる記念すべき「千人の交響曲」です。これまでもマーラー作品を重要なキーワードとして関係を築いてきてインバル&都響にとって、一つの大きな山場であり、未来への礎としての重要にして会心の演奏といえます。

長年にわたって後期ロマン派のプロフェッショナルとして世界中を席巻してきた巨匠の円熟と、衰えを知らない若々しい生命力に満ち溢れた大スペクタクル交響曲!
日本を代表するソリスト陣をむかえ、都響も万全の布陣で行われたベスト・ライヴです!


録音:2008年4月29日 
ミューザ川崎シンフォニーホールにてライヴ収録 


商品の詳細はこちらから オクタヴィア・Web SHOPへ

オクタヴィア・インターネット・ラジオへ

録音案内

Design Works

チャレンジ・クラシック レーベルのご紹介