2010年5月アーカイブ

エリアフ・インバル(指揮)
東京都交響楽団
半田美和子(ソプラノ)



マーラー:交響曲第4番



2008年に発売し、大きな話題を呼んだマーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」に引き続き、インバルのマーラー・シリーズ第2弾となるのは交響曲第4番。
1980年代~90年代にかけてフランクフルト放送響とマーラー全集を完成させたことで、世界的なマーラー指揮者としての地位を築いたインバル。年月を重ね取り組んだこの演奏では、その真価を十分に感じることができます。

マーラーを「最も偉大な交響曲作曲家」と表現するインバルが、明るい印象の中にも憂愁を含んだ天上の響きを見事な手腕で作り出します。繊細なテクスチュアのなかで和声の美しさを最大限に際立たせた演奏。オーケストラはインバルに全信頼を置き、特に弦楽器アンサンブルの艶やかさと豊潤な響きは目を見張るものがあります。


録音:2009年11月19日
東京・サントリーホールにてライヴ収録

アレクサンダー・ガヴリリュク(ピアノ)
ウラディーミル・アシュケナージ(指揮)
シドニー交響楽団



プロコフィエフ:ピアノ協奏曲第1番
         ピアノ協奏曲第2番
         ピアノ協奏曲第4番「左手のための」



俊英ピアニスト、アレクサンダー・ガヴリリュクが、アシュケナージのサポートの下に行った、プロコフィエフ・シリーズの一環、ピアノ協奏曲全集の1枚目の登場です。

ウクライナに生まれ、ロシア・ピアニズムを受け継ぎ、浜松国際ピアノコンクールで16歳という若さで優勝。「20世紀後期最高の16歳のピアニスト」と絶賛を受け、国際的な活躍に加え、定期的な来日で日本でも人気を博してきました。
この演奏では、明晰なタッチで曲の輪郭をくっきりと表現し、しなやかで圧倒的なテクニックを存分に魅せます。

また、アシュケナージといえば、ピアニストとして74年にピアノ協奏曲全曲を録音しているなど、これまで数多くのプロコフィエフの演奏に接し、世界中の聴衆を虜にしてきました。
曲のすみずみまで深い造詣があるアシュケナージが、ガヴリリュクに絶大なる信頼を託した演奏です。

そして今後発売される2枚目は3番と5番を収録!乞うご期待ください。


録音:2009年11月3日(第1番)、5-7日(第2番)、9,10日(第4番)
シドニー、オペラ・ハウス、コンサート・ホールにて収録

 ニコライ・アレクセーエフ(指揮)
アーネム・フィルハーモニー管弦楽団



ショスタコーヴィチ:交響曲 第10番



ロシア国内、欧州などを中心に活躍し、次世代を担う若き巨匠として注目を集めるニコライ・アレクセーエフ。1964年生まれ、レニングラード音楽院で指揮をA.ヤンソンス、M.ヤンソンス(親子)に学び、1983年カラヤン国際指揮者コンクールで最高位を受賞しました。

現在、サンクトペテルスブルク・フィルの首席指揮者、エストニア国立響の芸術監督、ボリショイ劇場首席指揮者を務める。テミルカーノフにも師事し、前時代的な(ムラヴィンスキー、レニングラード・フィルを彷彿させる)サウンドと現代のインテリジェンスなバランス感覚とを持ち合わせた、まさに理想ともいえる音楽を聴かせます。
日本へは2002、2008年に新日本フィルで来日し、ショスタコーヴィチを振り強烈な印象を残しました。

今回のショスタコーヴィチ:交響曲第10番は、極上の弦楽器群を誇るアーネム・フィルを骨格な統率力で纏め上げ、管楽器群をこれまでのアーネム・フィルとは全く違ったサウンドが咆哮します!
これから幕を開く、アレクセーエフ&アーネム・フィルのショスタコーヴィチ・シリーズを大きく期待させる、強力新譜の登場です!!


録音:2009年9月3-4日
アーネム、ムシス・サクルム、コンサートホールにて収録

高橋多佳子(ピアノ)



<Vol.1>
12の練習曲(作品10)、「ドン・ジョヴァンニ」の「お手をどうぞ」による変奏曲、ポロネーズ第11番&第12番、マズルカ第49番&第50番、ノクターン第20番「レント・コン・グラン・エスプレッシオーネ」、ワルツ第13番&第14番、変奏曲「パガニーニの思い出」

<Vol.2>
ノクターン第3番、ワルツ第1番「華麗なる大円舞曲」、ボレロ、スケルツォ第1番、アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ、バラード第1番、12の練習曲(作品25)、即興曲第1番、スケルツォ第2番、4つのマズルカ(作品33)、へクサメロン変奏曲

<Vol.3>
24の前奏曲、ノクターン第12番、バラード第2番、ポロネーズ第3番「軍隊」、4つのマズルカ(作品41)、スケルツォ第3番

<Vol.4>
ピアノ・ソナタ第2番「葬送」、即興曲第2番、ポロネーズ第5番、タランテラ、バラード第3番、ノクターン第13番、3つの新練習曲

<Vol.5>
バラード第4番、即興曲第3番、スケルツォ第4番、ノクターン第16番、幻想曲、3つのマズルカ(作品56)、ポロネーズ第6番「英雄」、子守歌

<Vol.6>
ピアノ・ソナタ第3番、3つのマズルカ(作品59)、舟歌、ポロネーズ第7番「幻想ポロネーズ」、ノクターン第17番、マズルカヘ短調



2000年に始まり計6タイトルで大輪を咲かせた「ショパンの旅路」シリーズがセットとなりリリースされます。高橋多佳子の演奏の集大成となり、ショパン弾きを大いに証明した名シリーズです。
ショパンの調べとともにショパンの歩みに沿って行きます。終結となったVol.6はレコード芸術特選盤とともにレコードアカデミー賞にノミネートされるほど大きな評価となりました。
ショパンの歩みとともにショパン弾きとして一流へとなってゆく高橋多佳子。
ショパンイヤーとなる今年ならではのBOXの登場です。
 


  録音:2000年2月15-18日(Vol.1)、2000年11月12-15,18日(Vol.2)、2001年6月14-16,18日(Vol.3)、2002年1月27,28,30,31日(Vol.4)、2002年11月24,25,27,28日(Vol.5)、2003年11月25-27,29日(Vol.6)
ワルシャワ・フィルハーモニー大ホールにて収録(Vol.1-6)

 

 

 

① ショパン:舟歌 嬰へ長調
② マーラー:交響曲 第1番 ニ長調「巨人」 第2楽章
③ J.シュトラウス:こうもり三重奏 1.第1曲 Allegretto
④ ベート-ヴェン:交響曲 第7番 イ長調 第1楽章
⑤ マーラー:交響曲 第2番 ハ短調 「復活」 第4楽章“原光”
⑥ シューマン:3つのロマンス 2.第2曲 Einfach,innig
⑦ ベート-ヴェン:7重奏曲 変ホ長調 第3楽章 Tempo di Menuetto
⑧ スメタナ:連作交響詩「わが祖国」より“ヴルタヴァ”(モルダウ)
⑨ シューマン:子供のためのアルバム 第2部より「ミニヨン」
⑩ エルガー:行進曲「威風堂々」第1曲 ニ長調



① セルゲイ・エデルマン(ピアノ)
② サカリ・オラモ(指揮)  ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー管弦楽団
③ エルンスト・オッテンザマー(クラリネット&バセットホルン)
④ 朝比奈隆(指揮) 大阪フィルハーモニー交響楽団
⑤ ズデニェク・マーツァル(指揮)
ルネ・モロク(メゾ・ソプラノ) チェコ・フィルハーモニー管弦楽団
⑥ 広田智之(オーボエ) 三輪郁(ピアノ)
⑦ ベル リン・フィル八重奏団
⑧ 小林 研一郎(指揮) 東京都交響楽団

⑨ 江崎昌子(ピアノ)
⑩ ウラディーミル・アシュケナージ(指揮) シドニー交響楽団



2007年8月からオクタヴィア・レコード(EXTON、TRITON、CRYSTON)が提案する「HQ SACD(High Quality Super Audio Compact Disc)※」。
マスター・スタンパーに近いクオリティをリスナーへお届けできる仕様として、オクタヴィア・レコードで最も主流のフォーマットとなりつつあります。
高い録音評価や演奏される楽曲それぞれの本質を明確に感じとる(聴きとる)という点で、オーディオやクラシックのファンを中心に好評を博しています。


マスターに近い音を収めるため、2chSACDの 『非圧縮SACDハイブリッド・ディスク』を採用しています。
従来のSACD層の音声信号は、2chと5chという膨大な情報量を1枚のディスクに収めるため、DST(ダイレクト・ストリーム・トランス ファー:SACD用に開発されたロスレス音声圧縮方式)によって圧縮、再生時にプレイーヤーによって解凍されてお客様の耳に届けられてきました。
本ディスクは圧縮解凍作業を省略することで再生時でのプレイ ヤーへの負担を削減し、SACDが持つキャパシティを存分に引き出す事に成功しております。


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