ズデニェク・マーツァル(指揮)
チェコ・フィルハーモニー管弦団
チャイコフスキー: マンフレッド交響曲 作品58
マーツァルとチェコ・フィルによるチャイコフスキー交響曲全集の終りにこのマンフレッド交響曲で完結します。
今回もこれまで同様に見事なバランス感覚と見事な読解能力によって、隅々まで構築された各楽章は必聴です。
チェコ・フィル独自の歌心がブレンドして、巨大な交響曲をさらに立体的に作り上げています。
録音:2010年2月11-12日
プラハ、ドヴォルザークホールにて収録
ズデニェク・マーツァル(指揮)
チェコ・フィルハーモニー管弦団
チャイコフスキー: マンフレッド交響曲 作品58
マーツァルとチェコ・フィルによるチャイコフスキー交響曲全集の終りにこのマンフレッド交響曲で完結します。
今回もこれまで同様に見事なバランス感覚と見事な読解能力によって、隅々まで構築された各楽章は必聴です。
チェコ・フィル独自の歌心がブレンドして、巨大な交響曲をさらに立体的に作り上げています。
録音:2010年2月11-12日
プラハ、ドヴォルザークホールにて収録
ウラディーミル・アシュケナージ(指揮)
シドニー交響楽団
アンドレイ・ラプテフ(バリトン) ※組曲「キージェ中尉」
ジャクリーヌ・ポーター(ソプラノ) ※「みにくいアヒルの子」
プロコフィエフ:組曲「キージェ中尉」
組曲「3つのオレンジへの恋」
歌曲集「みにくいアヒルの子」
交響曲第1番&第5番、ガヴリリュク参加のピアノ協奏曲全曲を展開してきたアシュケナージとシドニー響のプロコフィエフ・シリーズ。4枚目となる当CDではプロコフィエフの管弦楽名曲を収録しました。
映画音楽、歌劇として著名な「キージェ中尉」、「3つのオレンジへの恋」の組曲版と、アンデルセンの童話に基づいた歌曲「みにくいアヒルの子」。アシュケナージが導き出すシドニー響の近代的な機能美によって、それぞれの個性的な音楽性と物語性を色濃く表現してゆきます。
特に「みにくいアヒルの子」では、メルボルン出身のソプラノ歌手、ジャクリーヌ・ポーターが暗くも美しい憂愁に満ちた物語音楽を秀逸に歌い上げています。
アシュケナージが大絶賛する2人の歌手の豊かな表現力に彩られ、聴くものをプロコフィエフの独特な音楽へ導く演奏が繰り広げられます。
≪キャンペーン実施!!≫
当シリーズをお買い上げいただいたお客様に、豪華ボーナスCDアシュケナージ&シドニー交響楽団による「プロコフィエフ:ピーターと狼」をもれなくプレゼント!!詳細はCD中面をご覧下さい。
録音:2009年11月5-7日(3つのオレンジの恋)、17-20日(キージェ中尉・みにくいアヒルの子)
シドニー、オペラ・ハウス、コンサート・ホールにて収録
山本浩一郎(トロンボーン)
江口玲(ピアノ)
ロバーツ:変ホ短調
マルタン:バラード
J.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲第2番より
ロムハーニィ:フロム・ユー、トゥ・ホーム
村田陽一:アンザイアティ
長生淳:パルジファリナーナ
日本のトップトロンボーン奏者の山本浩一郎の最新アルバムの登場です。サイトウ・キネンの首席奏者として活躍、日本人として初めてアメリカのメジャーオーケストラ、メトロポリタン・オペラのトロンボーン奏者となり、現在はシアトル交響楽団の首席トロンボーン奏者で活躍中といった、アメリカンドリームを掴んでゆく山本浩一郎。年齢的にも充実期を向かえ、音楽の深みをトロンボーンでの表現が多様となってきました。テクニック、充実のサウンドはもとより、音楽の強さ、多彩さを導ける奏者は、世界でも稀有な存在となってきています。
今回のアルバムでは、なんといってもトロンボーンの代表的楽曲マルタンのバラードが収録されました。冒頭のソロから聞くものの耳を離しません。ふくよかなサウンドから、日本人離れの強靭なパワー!トロンボーンの醍醐味が十二分に堪能できます。そのほかの曲としても、トロンボーンのみによるバッハの無伴奏など、チェロの表現に肉薄。ジャズ調のロムハーニィ、村田陽一。そして、ワーグナーの「パルジファル」の主題をトロンボーンとピアノにアレンジ。山本浩一郎はメトロポリタン・オペラで経験してきた世界超一流の名歌手たちの薫陶をうけ、魂の叫びともいうべき音楽の強さを感じさせます。
また、伴奏の江口玲が磐石な演奏を聞かせ、山本浩一郎の確固たる演奏に、さらに色彩を加えます。
録音:2009年9月28-31日
コロンバス・レガシーホールにて収録
高橋多佳子(ピアノ)
ショパン:夜想曲第1番、第2番 作品9
夜想曲第8番 作品27-2
舟歌、マズルカ風ロンド
華麗なる変奏曲
メンデルスゾーン:詩人の竪琴、春の歌、
ヴェネツィアのゴンドラ (「無言歌」より)
ロンド・カプリチオーソ、厳格な変奏曲
日本を代表するショパン弾きである高橋多佳子がこのショパン生誕200年に贈る一大プロジェクト、「ショパンwithフレンズ」。1810年に生まれたショパンと1809年に生まれたメンデルスゾーンとを組み合わせ、新たな2人の肖像を描くかのようにコンサートは進んでゆきます。
歌を紡ぐようなショパンの「ノクターン」は、メンデルスゾーンの「無言歌」を思わせます。「華麗なる変奏曲」と「厳格なる変奏曲」。「舟歌」と「ヴェネツィアのゴンドラ」。ポーランドとドイツが同時代に生んだ2人の天才が、交友関係を持っていたことはよく知られていますが、これほどまでに音楽的なゆかりがあったとは!
高橋多佳子はこういった対比をみせることによって、作品の新たな本質に光をあてるのです。ふたつの個性がぶつかり合い、互いに啓発させあいながら、2人の天才性がくっきりと浮かび上がります。これは、高橋多佳子がショパンと真摯に向き合い、長年取り組んできたからこそ出来る世界観であり、このような音楽的関連性を描ききることが出来たのです。また、本アルバムは高橋多佳子にとって初めてとなるライヴレコーディングとなります。躍動感あふれ、聴衆に語りかけるように、音をホールへと導く高橋多佳子の演奏は、セッションレコーディングでは味わえない、音楽魂を奮えさせるものです。
ショパンという泉から次なる大河へとなってゆきます。
録音:2010年3月6日
浜離宮朝日ホールにてライヴ録音
上野真(ピアノ)
プレイエル:12のやさしいソナチネ(1800)より
第1番 ハ長調
第3番 ト長調
第4番 変ロ長調
第8番 ホ長調
第9番 イ短調
第12番 イ長調
フック:12のソナチネ(ca.1775)より
第11番 ニ長調 Op.12-11
第12番 ホ長調 Op.12-12
ハイドン:ソナタ 第13番 ホ長調 Hob.XVI:13 (1765以前)
チマローザ:ソナタ集より
第1番 変ロ長調
第33番 ト短調
第18番 変ロ長調
クレメンティ:6つの段階的難易度によるソナチネ(1797/1820)より
第4番 ヘ長調 Op.36‐4
第6番 ニ長調 Op.36‐6
ホフマイスター:初心者の為の、3つのやさしくて心地よい、
段階的難易度によるソナチネ変ホ長調 (1803)
プレイエル:3つのやさしいソナタ (1800)
エーベルル:初心者の為のソナチネ ハ長調 Op.5(1797/1807)
ディアベッリ:7つのソナチネ「一週間の音楽的な朝の時間」(1839) 第5番 ニ長調 Op.168-5
クーラウ:3つの、難しくない、「3つのヴァラエティーに富んだテーマによる」ソナチネ集より第2番 イ長調 Op. 60-2
上野真によるソナチネ・アルバムは今回世界初と思われる試みでドイツのヘンレ版をもとに制作されました。
古典と題された第2巻にあたるこのアルバムはピアノ学習者にとって時代様式を学ぶにあたり、新たなアイテムとして格好のテキストとなるでしょう。
また収められた楽曲はこの時代のピアノソナタの変遷を知る上でも一般リスナーにとっても純音楽的な、「古典派時代のピアノ曲集」として楽しめます。上野自身による楽曲の歴史的背景や演奏の手引き等、のライナーノーツも充実した内容となっております。
録音: 2010年1月13-15日、3月13-15日、4月13-15日
富山、北アルプス文化センターにて収録
菊地裕介(ピアノ)
ベートーヴェン:
[disc1]
ピアノ・ソナタ 第16番、第17番「テンペスト」、第18番「狩り」、第22番
[disc2]
ピアノ・ソナタ 第21番「ワルトシュタイン」、第23番「熱情」、第24番「テレーゼ」、第25番「かっこう」、第26番「告別」
「今現在最も技術を持つピアニスト!」(清水和音談)と言われる菊地裕介が、ライフワークとして取り組む、ベートーヴェンのソナタ全集がスタート。その記念碑的な第一弾としての中期のソナタ集をリリースします。
菊地自身が、ベートーヴェンがこれら作品を作曲した同年代の感性で弾きたかった。そして今にしか出来ない表現をした。と語るように、今の菊地裕介というピアニストの全てが、これら作品集に表現されています。
トリトンレーベルより確かな技術と天性の音に対する純粋さが、圧倒するピアニズムに込められたアルバムとしての登場。今回はシリーズ・スタートの記念として、2枚組3,000円というお買い得価格でのリリースとなります。
<プロフィール>
東京都に生まれる。ピアノを皆川紀子、加藤伸佳に師事。 桐朋女子高等学校音楽科卒業後、渡仏。 パリ国立高等音楽院ピアノ科に入学後、ジャック・ルヴィエに師事。1999年 1等賞で卒業。
2001年同研究科修了。 2003年10月~2007年 ハノーファー音楽大学ソロクラスにてアリエ・ヴァルディ に師事。 2007年2月に一時帰国、日本での演奏活動を開始。 1997年から翌年にかけてローム ミュージック ファンデーションの奨学生。2004~2006年文化庁新進芸術家海外留学研修員。 現在、東京藝術大学,東京音楽大学の非常勤講師を務める。
<受賞歴>
1994年 第63回日本音楽コンクール 第2位 、2000年 マリア・カナルス・バルセロナ国際音楽演奏コンクール 第1位 、2003年 ポルトガル・ポルト市国際音楽コンクール 第1位 、2006年 ジュネーヴ国際音楽コンクール ピアノ部門 第3位 、2006年 フランシス・プーランク国際ピアノ・コンクール 第1位
録音: 2010年1月13-15日、3月13-15日、4月13-15日
富山、北アルプス文化センターにて収録
渡辺敬子(ピアノ)
ショパン:華麗なる変奏曲 変ロ長調 OP.12
:バラード No.1 OP.23
:ノクターン OP.48-1
:舟歌 OP.60
シューマン:幻想小曲集 OP.12
:アラベスク OP.18
2002年より長らくピアノの活動をイタリアで行ってきた、渡辺敬子。
研鑽を積みつつ、リサイタルやコンクールで培われたピアニズムは、上質な風格が漂う中に明瞭な音色を含ませた音楽と言えます。
今作品のレパートリーは生誕200年を向かえ盛り上がりを見せるショパンとシューマン。
ショパンの華麗なる変奏曲や舟歌などは輝きに満ちた艶めく音楽で魅了し、シューマンは幻想小曲集で聴かせる8曲それぞれの表情、キャラクターの変化が耳に楽しい演奏を繰り広げます。
渡辺敬子プロフィール
東京芸術大学卒業後、2005年イタリアのローマ・サンタ・チェチーリア国立アカデミーを最高評価、グアリノ賞にて修了。ぺスカーラ国際ピアノコンクール最高位、キローニ国際ピアノコンクール第3位及び特別賞受賞。イタリア各地でリサイタルを行う。
2008年には同アカデミーの室内楽科を最優秀で修了。ヴィオラとのデュオにてグイ国際室内楽コンクール特別賞、ローマコンクール優勝。イタリア、スイス各地にてソロ及び室内楽にて活躍。
これまでに宮崎和子、弘中孝、角野裕、セルジオ・ぺルティカロ―リ、室内楽をロッコ・フィリッピーニ、ブルーノ・ジュランナの各氏に師事。
録音: 2010年3月10-12日
コピスみよし にて収録