2010年11月アーカイブ

エリアフ・インバル(指揮)
東京都交響楽団

イルス・フェルミリオン(メゾ・ソプラノ)
晋友会合唱団
NHK東京児童合唱団


 
マーラー:交響曲第3番



マーラー:交響曲第8番のリリースで幕を開けたインバル&都響のマーラー・シリーズ。第4番はレコード芸術誌での特選盤に選ばれ、宇野功芳氏による大絶賛を受けました。遂に大曲第3番が登場します。マーラー指揮者として席巻してきたインバルの真価が発揮された演奏です。 


録音:2010年3月30日、31日
東京・サントリーホールにて収録

本名徹次(指揮)
オーケストラ・ニッポニカ


 
伊福部昭:管絃樂の爲の音詩「寒帯林」
深井史郎:「平和への祈り」
-四人の独唱者及び合唱と大管弦楽のための交声曲(大木惇夫作詞)



2010年8月8日。伊福部ファンにとって待望の日になりました。伊福部昭の幻の作品と言われていた「寒帯林」の日本初演が行われたのです!この曲は1944年に満州国から委嘱され1945年満州にて初演されました。この曲の楽譜は長い間、北京にのみ存在しており、演奏されることが出来ない状況でしたが、2007年に作曲者の自宅より別の自筆譜が発見され、今回の日本初演につながりました。伊福部昭の若い時代の代表作としてこの先も重要な資料として残ることでしょう。伊福部らしいテーマによって構成されており、ファン必聴の楽曲です。また、深井史郎にとって生涯最大の編成規模で作曲された「平和への祈り」も収録。1949年に初演され、戦争に対する強い憤りや、想いが詰められた作品です。第九やマーラーの大曲を思わせる作品で、最終部の合唱と管弦楽によるフーガは圧巻です。作詞は「大地讃頌」の大木惇夫です。日本の音楽史においても重要な資料的価値のある全曲初CD化です!


録音:2010年8月8日
東京・日比谷公会堂にて収録

ラデク・バボラーク(ホルン)


 
1. バッハ:ロ短調ミサ よりⅠ.グローリア 「そはひとり汝のみ聖」
2. シュナイダー:“e-mail”
3. ヘンデル:歌劇「エジプトのジュリオ・チェーザレ」より
第1幕 第9場 第14曲 アリア「抜け目のない狩人は」
4. シュナイダー: “Le petit American”(小さなアメリカ人)
5. フランツ・シュトラウス:ホルンのための17の演奏会用練習曲集
(ベートーヴェンの交響曲のテーマによる)
第10番(交響曲第5番「運命」)
6. ベートーヴェン:交響曲第8番、第3楽章
7. フランツ・シュトラウス:ホルンのための17の演奏会用練習曲集
(ベートーヴェンの交響曲のテーマによる)
第11番(交響曲第6番「田園」)
8. ベートーヴェン:交響曲第9番、第3楽章
9. フランツ・シュトラウス:ホルンのための17の演奏会用練習曲集
(ベートーヴェンの交響曲のテーマによる)
第13番(交響曲第2番)
10. ブラームス:交響曲第1番、第2楽章と第4楽章
11. ブラームス:トランペットまたはホルンのための練習曲集 第3番
12. ブラームス:交響曲第3番、第3楽章
13. ブラームス:トランペットまたはホルンのための練習曲集 第4番
14. ブラームス:交響曲第2番、第1楽章
15. ブラームス:トランペットまたはホルンのための練習曲集 第6番
16. カウツキー:ホルンのための練習曲集第2巻 第2番「狩」
17. マーラー:交響曲第5番 第3楽章
18. カウツキー:ホルンのための練習曲集第2巻 第5番
19. マーラー:交響曲第7番「夜の歌」 第2楽章
20. カウツキー:ホルンのための練習曲集第2巻 第19番
21. マーラー:交響曲第9番 第1楽章
22. カウツキー:ホルンのための練習曲集第2巻 第23番
23. ワーグナー:楽劇「ジークフリート」より第2幕、第2場~ジークフリート牧歌
24. リヒャルト・シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」
25. メンデルスゾーン:「夏の夜の夢」より「夜想曲」
26. チャイコフスキー:交響曲第5番 第2楽章
27. リヒャルト・シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」より「英雄」
28. クーツィール:13の性格的練習曲集 第8番「春の祭典」のリズムによる



「世界には、私よりももっと技術的に上手なホルン奏者はたくさんいる。しかし、自分の強みは“なんでもやる”ことである」と言うバボラーク。新しいアルバムは、バボラークがホルン一本勝負で数々のオーケストラ・スタディとホルンのための練習曲集を吹くという斬新な企画です!
オーケストラ・スタディはマーラーの交響曲、R.シュトラウスの「ティル・オイレンシュピーゲル」、「英雄の生涯」、チャイコフスキー:交響曲第5番2楽章からソロなど、ホルンの“おいしい”ところばかりを集めたほか、ベートーヴェンの交響曲のテーマを元にしたフランツ・シュトラウスの練習曲集、ストラヴィンスキー「春の祭典」のリズムに則ったクーツィールの練習曲など、個性的な曲目を集めました。なお、オケスタはあくまで音楽の流れにこだわり、ホルン・パートのみならずオーケストラ・パートまでも演奏しており、バボラーク流のアレンジも加えています。幼い頃から約2000曲あまりの膨大な練習曲をこなしてきたというバボラークならではのアイデアや前代未聞ともいえる超絶テクニックが聴きどころです。こんなにとてつもないホルン演奏をするプレイヤーがこの世に存在したのかと思わせるほどの圧倒的なものです。「ホルンを吹く学生やホルン奏者だけでなく、他の楽器の奏者や、音楽に携わらない人にも聴いてもらいたい。ここで抜粋したのは非常に音楽的なものであり、1枚のアルバムとして純粋に楽しんでもらいたい」とバボラーク。ベルリン・フィル首席奏者時代を彷彿とさせる演奏をぜひご期待下さい!


録音:2010年4月3-5日
富山・北アルプス文化センターにて収録

セルゲイ・エデルマン(ピアノ)


 
ショパン:
ピアノ・ソナタ:第2番、第3番
スケルツォ第2番
二つのノクターン 作品48



数あるショパンのピアノ作品の中でも、特に人気の高いソナタ2曲を中心とした作品集です。

楽曲構成にこだわりを持つエデルマンが今回新たな試みとして、スケルツォ第2番をソナタ第2番の最終楽章からアタッカで始めたり、2つのノクターンからの響きの中でソナタ第3番を始めたりするなど、楽曲の存在感を表現。
その技術的完成度の高さ、芸術性はショパン・イヤーを締めくくるに相応しいアルバムです。


録音:2010年6月1-3日
富山・北アルプス文化センターにて収録

ワディム・ルデンコ(ピアノ)


 
ブラームス:
パガニーニの主題による変奏曲 Op.35 第2巻

チャイコフスキー(プレトニョフ編):
演奏会用組曲「くるみ割り人形」
行進曲、金平糖の踊り、タランテラ、インテルメッツォ、トレパック、中国の踊り

チャイコフスキー(フェインベルグ編):
交響曲第6番「悲愴」より第3楽章「スケルツォ」

カプースチン:ピアノ・ソナタ第9番



カプースチンの作品の中でも、自作自演録音のない人気曲、ピアノ・ソナタ第9番が待望の再登場!
チャイコフスキーコンクールで最高位入賞歴のある、ワディム・ルデンコがカプースチンとの共同プロジェクトによって実現したこの録音は、音楽的にも歴史的にも大変価値があるものとなりました。
ヴィルトゥオーゾと呼ぶに相応しい超絶技巧の中に、驚くほど豊かな音色を見せつける演奏は、ルデンコならではの魅力にあふれています。
また、チャイコフスキーの交響曲・管弦楽からの編曲作品は、起伏に富んだ難所の多い事で有名です。ルデンコは、これらの曲を楽々と弾き切り新たな魅力を引き出しています。音楽性と技術力に裏打ちされた、人間味あふれる演奏をお楽しみください。


録音:2001年10月
モスクワ音楽院 大ホールにて収録


商品の詳細はこちらから オクタヴィア・Web SHOPへ

オクタヴィア・インターネット・ラジオへ

録音案内

Design Works

チャレンジ・クラシック レーベルのご紹介