2011年2月アーカイブ

ズデニェク・マーツァル(指揮)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団



[DISC 1]
ドヴォルザーク:交響曲第9番「新世界より」

[DISC 2]
ブラームス:交響曲第4番



2011年3月のチェコ・フィル来日を記念し、大センセーションを巻き起こした名盤、マーツァルとチェコ・フィルによるドヴォルザークの交響曲第9番「新世界より」とブラームスの交響曲第4番を2枚組として再登場いたします。
ドヴォルザークの交響曲第9番は作曲家の薫陶を受け継ぐチェコ・フィルならではの伝統と格式の下に叙情性、臨場感と重厚な演奏をお楽しみいただけます。
ブラームスの交響曲第4番では、チェコ・フィルの豊潤なアンサンブルで冒頭からロマンティシズムたっぷりに歌い上げ、艶やかな響きを作り出しています。大変お買い得な2枚組アルバムです。
 


2004年1月16-17日 [DISC 1]、2005年1月13-14日 [DISC 2]
プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホールにて収録

 

延原武春(指揮)
日本フィルハーモニー交響楽団



ブラームス:交響曲第1番(第2楽章 初稿版)



日本テレマン協会を設立し、指揮者として、またオーボエ奏者として関西バロック界を中心に活躍する延原武春が、日本フィルを率いてブラームス交響曲第1番を演奏。
延原は「ブラームスが生み出した最初の瞬間」にこだわり、第2楽章の初稿版を使用。古典派の演奏を中心に活躍する延原ならではのアイデアに富んだ試みです。
この版は、ブラームスが書いた当初の譜面から後年に復元がなされ、当初稿の形となったもの。出だしのファゴットと弦楽器のフレーズが終わるとともに突如としてオーボエのソロが始まり、その後、曲が進むうちに展開される旋律や形式も、明らかに改訂版と違います。
コンサート等でこの初稿版を取り上げるのは非常に珍しく、ひと味もふた味も違う初稿版の響きをお楽しみください。
 


2010年10月16日 横浜、みなとみらいホールにてライヴ収録
 

チェコ・フィルハーモニー弦楽四重奏団



モーツァルト:
弦楽四重奏曲 第19番 ハ長調K.465 「不協和音」
弦楽四重奏曲 第22番 変ロ長調K.589 「プロシャ王Ⅱ」



過去に数々の名弦楽四重奏団を排出してきたチェコ。そこにチェコ・フィルの名を戴く弦楽四重奏団が誕生しました。いぶし銀といわれる独特の音色が特色のチェコの弦楽アンサンブル、そしてモーツァルト晩年所縁の地であり、彼を敬愛した古都プラハの伝統を今に伝えるのがチェコ・フィルと言っても過言ではないでしょう。
そのメンバーが中心に結成したこのアンサンブルは、その伝統を継承し、現代プラハのフレグランスを加味した豊穣なる音楽が聴衆を魅了しています。
テクニックを決してひけらかすことはせず、また歌いすぎず、チェコ伝統のモーツァルト様式を見事に再現させています。
前作のモーツァルト:弦楽四重奏曲第17番K.458「狩」を含むハイドン・セット四重奏曲集に続く今回のアルバムには、その代表作「不協和音」の呼称のハ長調K.465と後期のプロシャ王・セットの第2曲変ロ長調K589の2曲を収録しました。
中期の充実した音楽の饗宴と後期の透明なモーツアルトの心境が4つの弦楽器から紡ぎだされます。


2010年1月8-10日 プラハ、ドモヴィナ・スタジオ にて収録
 

江崎昌子(ピアノ)



クララ・シューマン「ロマンス」女性作曲家達による作品集(萩谷由喜子編)

マリア・テレジア・フォン・パラディス: 
                     シチリアーノ
マリア・アガータ・シマノフスカ :
                     マズルカ ニ長調 /  マズルカハ長調
クララ・シューマン : 
                     ロマンス 変ホ短調 作品 11-1
                     スケルツォ ハ短調 作品14 
                     ロマンス イ短調 作品21-1
ファニー・メンデルスゾーン=ヘンゼル : 
                     アンダンテ・カンタービレ
テクラ・バダジェフスカ : 
                     乙女の祈り / かなえられた祈り
オーギュスタ・オルメス :
                    ジプシーの夢
ヴィルマ・アンダーソン=ギルマン: 
                    ウォーターローの戦い
リリー・ブーランジェ :
                   古い庭園にて / 明るい庭園にて
クララ・シューマン: 
                   ロマンス ト短調 作品11-2 
                   ロマンス 変イ長調 作品11-3 
                   ロベルト・シューマンの主題による変奏曲 作品20



2006年5月に㈱ショパンから出版された、8人の女性作曲家によるピアノ作品集クララ・シューマン「ロマンス」(萩谷由喜子編)とのコラボレーションアルバムです。
20世紀半ば頃まで作曲のみによって自立できた8人の女性作曲家、パラディス、シマノフスカ、ヘンゼル、バダジェフスカ、オルメス、ギルマン、ブーランジェ、そしてクララ・シューマンは極めて稀な存在でした。
その中で有名な曲を後世に遺し、この音楽史を彩いる女性たちの作品を江崎昌子が、女性の観点からこれらの作品に息吹を与えます。
好評のブルグミュラー、そして前回のシューマンアルバムに続く、江崎昌子のピアノ教則本シリーズ第三弾の発売です。13曲の他、ボーナストラックとしてクララ・シューマンのロマンス二曲、そしてヴァリエーションも収録されており、お買い得感もある嬉しい一枚です。
 


2010年3月8-9日 富山北アルプス文化センターにて収録
 

ザ・タロー・シンガーズ
里井宏次(指揮)



シューベルト/千原英喜 編
歌曲「冬の旅」 
無伴奏混声合唱版



シューベルトの名歌曲「冬の旅」といえば、バリトン&ピアノ版によるものが一般的ですが、ここで歌われているのは無伴奏合唱による大変珍しい演奏です。
作曲家の千原英喜に編曲され、2010年に大阪で初演されました。
「菩提樹」(第5曲)をはじめ、ソロパート、ピアノ伴奏部分ともに全て合唱で歌われ、動物の鳴き声や風の音などの擬音的な表現に変えて歌われているのも特徴的です。
楽譜上での指示方法が細部まで多岐に渡っており、それらを忠実に表現していくザ・タロー・シンガーズの類い稀な歌唱力も聴きものです。
またこの千原英喜による無伴奏混声合唱版への編曲の楽譜は今後全音楽譜出版社から発売予定となっています。



ザ・タロー・シンガーズは大阪を拠点に活躍する混声合唱団。1994年に指揮者の里井宏次のもとで発足し、1995年より演奏活動に取り組む。1998年の第4回定期演奏会でロッシーニ「小荘厳ミサ曲」を契機にしてア・カペラ合唱曲にとりくみ、今日本では数少ないプロの室内混声合唱団として評価されている。大阪を拠点に東京・神戸・京都で定期演奏会を催し、1999年にはヨーロッパ(アムステルダム・バルセロナ)公演で大好評を博している。


2010年11月7日 津田ホールにてライヴ収録


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