2011年4月アーカイブ

小林研一郎(指揮)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団



ベートーヴェン:交響曲第2番、第5番「運命」



第3番「英雄」の好評価が記憶に新しい小林研一郎のベートーヴェンシリーズ。
第2番も同じ定期演奏会で収録されたライヴ盤です。「英雄」同様に圧倒的で重厚なサウンドをチェコ・フィルから引き出す小林のタクトは絶品です。
また、切れのあるテンポと要所で聴かせるソロ楽器のバランス感覚は長年ベートーヴェンを振り続けてきた小林が達した音楽といえます。

第5番「運命」はクレツキやアンチェルといったチェコ・フィルの過去の名盤に次ぐ決定盤ともいえる迫力の演奏を魅せます。小林が長年演奏し、レパートリーとしてきた「運命」は決定的とも言える強い意志を感じさせる演奏です。オーケストラ全体が頂点へ向けて突き進む推進力と金管陣の輝かしい音色が興奮を誘います。


録音:2010年4月29-30日、11月18-19日
プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホールにてライヴ収録
 

小林研一郎(指揮)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団



スメタナ:連作交響詩「わが祖国」
 1. ヴィシェフラド(高い城) 
 2. ヴルタヴァ(モルダウ)
 3. シャールカ
 4. ボヘミアの森と草原から
 5. ターボル 
 6. ブラニーク



小林研一郎の十八番であり、チェコでの評価を決定づけたチェコ・フィルとの「わが祖国」が再リリースされます。
チェコの人たちにとって国家以上に愛着をもつこの曲は、チェコ・フィルのチェコ人以外の指揮者とのレコーディングはされていませんでした。
このアルバムをきっかけに小林研一郎は2002年「プラハの春」音楽祭で欧州人以外初となるオープニングで同曲を演奏することとなりました。全編にわたってのびやかでスケールの大きな指揮をみせ、チェコ・フィルも共感豊かに応えています。
チェコ・フィルから大きな信頼をよせられる小林研一郎の渾身の名アルバムのひとつです。


録音:1997年6月10-12日 
プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホール

 

チェコ・フィルハーモニー・ブラス

<メンバー>
ミロスラフ・ケイマル(トランペット、フリューゲルホルン、ピッコロトランペット)
マレック・ズヴォラーネック(トランペット、ピッコロトランペット)
スタニスラフ・スハーネック(ホルン)
イルジー・ノヴォトニー(トロンボーン)
カレル・クチェラ(バス・トロンボーン)
カレル・マリマネック(テューバ)



ヴェイヴァノフスキー:バレッティ 
オットー:プラハ・ルネッサンス舞曲集
シャイト:主をほめたたえよ
J.S.バッハ:アリオーソ
ヘンデル:シバの女王の入場
ドヴォルザーク:母の教え給いし歌、ユモレスク
ガーシュウィン:「ポーギーとベス」組曲
ヘフティ:リル・ダーリン
エリントン:メランコリア
エリオット:アイ・ドント・ワナ・ビー・キスト
エリントン:スウィングしなけりゃ意味ないね
コゼル:シルエット-ボサ・ノヴァ
マイロー:ユー・メイク・ミー・フィール
モリコーネ:荒野の用心棒、ウェスタン



チェコ・フィルで長年トランペット首席として活躍し、世界中から「チェコにケイマルあり」と知られていた、ミロスラフ・ケイマル率いる金管アンサンブルが登場です。
宮崎アニメ「ハウルの動く城」にて名ソロを聴かせたケイマルの魅力が存分に楽しめます。その脇を揃うのが、これまた名手ぞろいです。ポスト・ケイマルの一番手、ズヴォラーネックをはじめ、チェコ・フィルを中心にトップ・プレーヤーが結集しました。
彼らの響きは重厚で、輝かしい! 金管アンサンブルの定番バロック作曲家、シャイトやヘンデルの「シバの女王の入場」から始まり、お国もののドヴォルザークでみせる魅力的な節回しなど、金管楽器ファンならずとも楽しめます。
ジャズの定番や美しいモリコーネのソロなど古今東西の名曲を揃え、金管アンサンブルの妙技が楽しめます。
ぜひともお聴きください。


録音:2002年
プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホール

 

江崎昌子(ピアノ)



ツェルニー:30の練習曲 作品849
ボッケリーニ:メヌエット
ベートーヴェン:「エリーゼのために」イ短調
ダカン:かっこう
ツェルニー:ウィンナ・マーチ



いよいよツェルニー30番です。
往年のピアニスト、タチアナ・ニコライエワが、「ツェルニーの30番は、技術の為のエチュードではなく、音楽性を磨くための、フレーズの練習曲。」という言葉を残した通り、江崎昌子は音楽的表現を多分に盛り込んだ演奏を繰り広げています。

ピアノ習得者にとって最もポピュラーで広く使われているツェルニーは、基本の技術を習得するための曲集ですが、練習者や音楽リスナーの為にも、芸術的な感性を基に成立した、魅力満載のアルバムです。またツェルニー以外にベートーヴェンの「エリーゼのために」やボッケリーニ、ダカンなどツェルニーの先輩作曲家による易しい曲も収録しました。
最新録音でお買い求め安い価格も魅力です!


録音: 2010年12月18-19日 
富山北アルプス文化センターにて収録

 

小林秀子(ヴィオラ)
キャサリーン・ヴィッカース(ピアノ)



ヒンデミット:
ヴィオラ・ソナタ 作品11-4
ヴィオラ・ソナタ 作品25-4
ヴィオラ・ソナタ



ドイツ在住の小林秀子はミュンヘン国際コンクールで最高位を受賞し現地で室内楽やソリストとして活躍しています。毎年サイトウキネン・フェスティバルに参加しています。2010年の来日の際(フェスティバルの時に)、今回のセッション・レコーディングが実施されました。
ドイツで共演しているピアニスト、ヴィッカースとともにヒンデミットのソナタ3曲を収録。師である名ヴィオリスト、ライナー・モーク直伝のヒンデミット奏 法をここに展開しています。ドイツ的な柔らかく深いセピア色の音色と、卓越したテクニックで、この20世紀の名曲に花を添えています。
DSD収録による深い音色とナチュラルなダイナミクスは、マスタークォリティそのもののSACDステレオ非圧縮データで制作されたHQ-Hybrid盤仕様です。ヴィオラとピアノの音色の秘めたロマンティシズムをお楽しみください



小林秀子プロフィール

4歳よりヴァイオリンを故久保田良作、石井志都子氏に師事。桐朋学園音楽大学卒業後ヴィオラに変わり岡田伸夫氏に、ドイツ国立ケルン音楽大学に留学しライ ナー モーク氏に師事。85年マルクノイキルヘン国際コンクール、86年ラーンス国際コンクール、87年プレトリア国際コンクール、89年ARDミュンヘン国際 コンクール全て最高位を受賞。その後ヨーロッパ、アメリカ、日本等各地でオーケストラとの共演やリサイタルを行う。またソリスト、室内楽奏者として数々の 音楽祭、プラハの春、サバナフェスティバル、エネスコフェスティバル、パレルモフェスティバル、霧島音楽祭、八ヶ岳音楽祭等にも参加。モーク氏のアシスタ ントを務め、ソナーレ弦楽四重奏団のメンバーとしてドイツを拠点にヨーロッパにおいて演奏活動を続け、また多くのCD録音でドイツをはじめフランス、アメ リカのレコード賞受賞。ドイツ人の作曲家ゲルハルト・ステーブラーがヴィオラとオーケストラの為の曲“Notebook”を彼女に捧げ2003年にドイツ でセンセーショナルな初演と評価された。2007年11月にはニコラウス・ア・フーバーより作曲された無伴奏曲“EN”の初演が予定されている。1991 年マンハイム国立音楽大学の教授となり後進の指導をしながら、ヨーロッパ、日本にてヴィオリスト、室内楽奏者として活躍し、また90年より毎年サイトウキ ネンオーケストラにも参加している。 


録音:2010年8月24-26日
秋川キララホールにて収録 

発売日が変更になりました。
[発売日] 2011年4月27日



チョン・ミョンフン(指揮)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団



ブラームス:交響曲第4番



2011年2月17,18日にプラハにて行われた、チョン・ミョンフンとチェコ・フィルのライヴ盤が早くもリリースされます。3月10日より始まるチョン・ミョンフン&チェコ・フィルの来日にあわせての来日記念盤となります。プラハでのライヴでは、チョン・ミョンフンはチェコ・フィルの美しい弦セクションを存分に際立たせ、豊かな響きを導き出しました。さらにチョン・ミョンフンの情熱的なタクトにより、熱狂的名演奏を披露。チョン・ミョンフンの細部へのこだわりと、持ち味が存分に発揮され、演奏に厳しいプラハの聴衆を大いに盛り上げさせました。この演奏のまま、(2011年)3月に日本の聴衆の前で披露されるのが、非常に楽しみです。EXTONレーベル初登場となるチョン・ミョンフン。アジアより発信される世界的な演奏をお楽しみ下さい。 


録音: 2011年2月17-18日 
プラハ、ルドルフィヌム、ドヴォルザーク・ホールにて収録
 

発売日が変更になりました。
[発売日] 2011年4月27日



ニコライ・アレクセーエフ(指揮)
アーネム・フィルハーモニー管弦楽団



ショスタコーヴィチ:交響曲 第5番、室内交響曲Op.110a



今回の交響曲第5番は2010年にリリースされた交響曲第10番とともに今までにない力強くパワフルかつロシア色に染まった新しいアーネム・フィルの顔を引き出してくれています。
アレクセーエフは、現在サンクトペテルグ・フィルハーモニーのテミルカーノフに次ぐ第2首席指揮者を務めており、ムラヴィンスキーによってショスタコーヴィチ自身とともに築き上げた第5番の演奏方法を確実に受け継いでいます。
今回の録音でも、その伝統的な演奏法や、弦楽のボーイングなどを、細部にわたってアーネム・フィルに指示を出しており、旧レニングラードで培われた伝統的演奏が、オランダの西洋的なオーケストラが再現された、まさに現代的美音と一切の妥協を排したソヴィエト的演奏の両方を併せ持つ、新しい表現に仕上がっています。 
また一方で、弦楽四重奏曲第8番Op.110を題材とした「室内交響曲」もアーネム・フィルの一番の魅力でもある優秀な弦楽セクションが、ヴィルティオーゾな演奏を繰り広げ、まさに重量級のアルバムの完成となりました。


録音: 2010年12月8-10日 
アーネム、ムシス・サクルム、コンサートホールにて収録
 

バッハ伝/ペツォルト:メヌエット BWV.Anh114/菊地裕介
ブルグミュラー:素直な心、アラベスク、貴婦人の乗馬
(「25の練習曲」より)/江崎昌子
ベートーヴェン:エリーゼのために/江崎昌子
シューマン:勇敢な騎士、楽しき農夫(「子供のためのアルバム」より) /江崎昌子
バダジェフスカ:乙女の祈り/江崎昌子
ドビュッシー:ゴリウォーグのケークウォーク/児玉桃
シューマン:トロイメライ/中野翔太
メンデルスゾーン:春の歌/清水和音
湯山昭:バウムクーヘン(「お菓子の世界」より)/菊地裕介
湯山昭:ホットケーキ(「お菓子の世界」より)/菊地裕介
バッハ:インベンション第1番/清水和音
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番,第3楽章「トルコ行進曲」/田村響
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第20番,第1楽章/菊地裕介
吉松隆:小さな春への前奏曲(プレイアデス舞曲集第Ⅳ集第1曲より) /パスカル・ロジェ
ショパン:前奏曲「雨だれ」/清水和音
ドビュッシー:2つのアラベスク第1番, 第2番/児玉桃
ショパン:小犬のワルツ/清水和音
ドビュッシー:月の光(「ベルガマスク組曲」より)/児玉桃
ショパン:幻想即興曲/清水和音
カプースチン:子守歌/カプースチン
ドビュッシー:<連弾>小舟にて(「小組曲」より)/斉藤デュオ
フォーレ:<連弾>子守歌(「ドリー」より)/斉藤デュオ

 


ピアノの発表会で頻繁に弾かれる曲を中心に集めました。幼い子供から大人まで親しめる珠玉のピアノ作品の宝庫です。アルバムの曲順は、発表会当日のように幼い子供向けの易しい曲から収めています。

「乙女の祈り」、「エリーゼのために」などの誰もが一度は聴いたことのある曲も取り上げたほか、吉松隆のプレイアデス舞曲集より「小さな春への前奏曲」、カプースチン「子守歌」、定番連弾曲なども取り上げ、バラエティーに富んだ「ピアノの発表会ベストセレクション」となりました。小さい頃に弾いたあの曲、心温まる思い出の曲がたくさんつまったアルバムです。

これからピアノを習う方への参考曲として、ピアノが好きなあの人への贈り物として様々なシーンで活躍するでしょう。清水和音、児玉桃、菊地裕介、田村響、江崎昌子、中野翔太など、国内で活躍する豪華アーティスト陣による演奏でお楽しみください。


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