2012年4月アーカイブ

エリアフ・インバル(指揮)
チェコ・フィルハーモニー管弦楽団


マーラー:交響曲第1番


 奥の深い様々な魅力を備えた指揮者、インバル。新たな交響曲第1番の録音は、担当プロデューサーが「リハーサルの最初の一音から楽員のみせる本気度が違っていた」と振り返るほどチェコ・フィルを本気の演奏へと導き出しました。

近年、マーラーの演奏については余りにも新個性を見出そうとする風潮の中、ここではマーラーの伝統的な表現が頑固に固執され、その伝統的とされる演奏故に、新鮮ささえ覚えるものとなりました。

今の時代、王道を真正面から正攻法で表現出来るのは、やはりマーラー指揮者として不動の地位にあるインバルならではのものです。またインバルはチェコの伝統にも造詣が深く、チェコ・フィルでのマーラー演奏に欠かせない配慮も忘れません。そして 仕上がったものは、紛れもなく、インバルのマーラーそのものとなりました。

録音面では、新しく導入した真空管式のマイク・プリアンプを用い、チェコ・フィル独特の弦楽サウンドの魅力を更に引き立たせることに成功。インバルが魅せてくれた規範的であり、更に新鮮な新録音で、新しいエクストン・サウンドでリスナーにお届します。 


収録:2011年11月3、4日 プラハ、ドヴォルザーク・ホールにて収録

鈴木秀美(指揮)

山形交響楽団


シューベルト:交響曲第1番 ニ長調 D82

ハイドン:交響曲第100番 ト長調 Hob. Ⅰ-100 「軍隊」


 YSO-Live レーベルで音楽シーンを席巻している山響がEXTONレーベルに初登場。我国を代表するピリオド奏法のチェリストであり指揮者である鈴木秀美と、ピリオド楽器と奏法を用いたモーツァルト定期などで、着実な成果を収めている山響こと山形交響楽団、ここに新たなコラボレーションが誕生。2011年の第214回 定期演奏会 7月23日(土)・24日(日)山形テルサホールにおけるライブ収録盤です。ピリオド楽器を用いたオーケストラは今までに培った奏法をさらに進化、鈴木ならではの持ち味を山響に与えています。

 


収録:2011年7月23、24日 山形テルサホールにて収録

菊地裕介(ピアノ)


ベートーヴェン:

ピアノ・ソナタ第27番、第28番、 第29番「ハンマークラヴィーア」

第30番、第31番、第32番


 菊地裕介によるベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集の完結編のリリースです。後期の大型の作品群を集めた作品集で、ここでも持ち前の新鮮な語り口で一貫したベートーヴェン像を描きます。

「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全32曲録音、録音開始から2年を経て、このたびやっと完成にこぎつけることができました。今回のアルバムにはベートーヴェンのピアノ音楽の究極の形態である第29番『ハンマークラヴィーア』などの後期作品が含まれています。」(菊地裕介談)


収録:2010年12月27,28日、2012年1月27-29日 富山、北アルプス文化センターにて収録

ペク・ジュヤン(ヴァイオリン)


バルトーク:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番
シュニトケ:ア・パガニーニ
イサン・ユン:庭園のリーナ


一昨年、ブラームスの協奏曲で電撃的な日本でのレコード・デビューを飾ったペク・ジュヤンの第2弾。本アルバムは、バッハ、バルトークの無伴奏曲に加えて、シュニトケ、更に同胞の作曲家イサン・ユンの現代作品も含め、自身のレパートリーの広さを披露しています。一切妥協のない完成度は、難解な現代曲をも美麗に聴かせるほどで、彼女のヴァイオリ二ストとしての質の高さを実証しています。

 


収録:2010年3月15-18日 富山、北アルプス文化センターにて収録

寺田悦子

渡邉規久雄(ピアノ)


ストラヴィンスキー:春の祭典 (4手版)
ラフマニノフ:2台ピアノのための組曲 第2番


デュオとしての共演暦30年となる二人のシンフォニック・アルバムです。
互いに日本を代表するピアニストとして長年キャリアを積んできた両者ですが、近年ピアノ・デュオとしての活躍も目覚しいものとなってきました。そして遂にデュオ・アルバムをリリースすることになりました。
そのタイトルに選んだ楽曲は、「春の祭典」と「ラフマニノフの組曲第2番」という超重量級の大曲が並びました。
まさに20世紀ロシア音楽の代表格ストラヴィンスキーとラフマニノフ。高い技術力と完璧なアンサンブルを要求してくるこの楽曲に、真摯にそして悠然と向かい合い、シンフォニックでロマンチシズムの溢れる演奏となっています。
2台ピアノによる「春祭」のエネルギー全開の激しいサウンドは聴くものを圧倒します。
また、今回収録で使用したメインマイクロフォンは、多くの名録音を作ってきた名高いノイマン社製M50です。
量感豊かなこの演奏をさらに際立たせます。
オーディオ的にも最上級のピアニズムの響きをお楽しみ下さい。


収録:2012年3月7-9日 富山、北アルプス文化センターにて収録

安永徹(ヴァイオリン)
市野あゆみ(ピアノ)


ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第6番、第7番、第8番


 名コンビ安永徹・市野あゆみによるキャニオン・クラシックスよりリリースされてきたベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ集が、EXTONより再リリースされています。第1弾が2月22日にリリースされ、当シリーズが再評価される機運がおこってきています。

このシリーズは、確実な技術と美しい音色と裏打ちされた深みのある音楽性を基盤に安永徹と市野あゆみの至極のベートーヴェンが響き渡ります。これぞ真のベートーヴェンと思わずにはいられないヴァイオリンとピアノを通じて表現される確固たる姿が現れるのです。

2人が長年培ってきた伝統あるベートーヴェンの音楽。その美しき姿をSACDハイブリッド盤でお楽しみ下さい。


 収録:1996年 松本ハーモニーホール

 亀井良信(クラリネット)
上田晴子(ピアノ)


プーランク:クラリネット・ソナタ
ヴィドール:序奏とロンド
モンブラン:6つの音楽的練習曲
ドビュッシー:クラリネットのための第1狂詩曲
ゴーベール:幻想曲
ボザ:牧歌
ピエルネ:カンツォネッタ


日本クラリネット界の超本格派奏者、亀井良信が遂にCDデビューです。
各国際コンクールに受賞、日本木管コンクール優勝など華々しい経歴を持ち、これまで演奏会などにおいて、その圧倒的な技術と美しい音色でファンを魅了してきました。
そして今回待望のCDリリースです。
フランスで研鑽をつみ、現代音楽の重鎮ピエール・ブーレーズに認められ、フランスの騎馬オペラ団“ジンガロ”の世界ツアーにソリストとして参加という名誉も受けました。
ヨーロッパの舞台においても活躍を続ける日本最高のクラリネット奏者と言っても過言ではないでしょう。
今回収録した曲目は、まさに直球勝負。フレンチ・クラリネットの超定番曲ばかりです。
プーランクで魅せる色彩豊かな音色と縦横無尽なテクニック。ドビュッシーの美しく透明感のある音色。
聴くものを魅了する完全無欠な技術と美しい音色がアルバムに溢れています。
これはまさにワールドクラスのクラリネット演奏であり、驚異的です。クラリネットの楽器を超えて、注目されるアルバムの登場です。


収録:2011年9月12-14日 愛知・電気文化会館にて収録

浦壁信二(ピアノ)


ラヴェル

・水の戯れ
・グロテスクなセレナード
・亡き王女のためのパヴァーヌ
・ソナチネ
・鏡
・ラ・ヴァルス水の戯れ
・ボロディン風に
・シャブリエ風に


浦壁信二ファン待望のラヴェル!!
フランス留学中から絶大な信頼を得ていたピアニスト、浦壁信二。彼の真骨頂はこの一枚に凝縮されています。
作曲、アンサンブル…、音楽を知り尽くした彼ならではの感性と技巧が一台のピアノから響き渡ります。


収録:2012年1月12-13日 君津市民文化ホールにて収録

奥村智洋(ヴァイオリン)


J.S.バッハ

[DISC 1]
・ソナタ 第1番 ト短調 BWV1001
・パルティータ 第1番 ロ短調 BWV1002
・ソナタ 第2番 イ短調 BWV1003

[DISC 2]
・パルティータ 第2番 ニ短調 BWV1004
・ソナタ 第3番 ハ長調 BWV1005
・パルティータ 第3番 ホ長調 BWV1006


1984年、日本音楽コンクールにて最年少(15歳)優勝し天才少年といわれた奥村智洋のニュー・アルバム。
濃密な音色と確かな解釈による、彼にしか成し得ない究極のバッハ無伴奏。


収録:2011年9月27-29日 秩父ミューズパーク音楽堂にて収録


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