2009年5月アーカイブ

1885年(明治18)にデーリング商会が横浜で製造販売した日本最古級のアップライトピアノによる演奏のアルバム「天使のピアノ」が4月に発売されました。この録音で使用されたピアノは現在、国立市の福祉施設、滝乃川学園のチャペルに置かれ、定期的に演奏されています。もとはこの学園の2代目園長で、鹿鳴館時代に活躍した石井筆子のピアノだったもので、正面にある天使像から、「天使のピアノ」と呼ばれています。明治時代の温かくも不思議な音色をお聴きいただきながら、演奏者の三好優美子さんに、ピアノの修復や調律のこと、録音秘話などをお話していただきました。どうぞお楽しみください。

 Apr_2009 EXTON RADIO CH1 2009.4_Vol.3

本名徹次インタビュー!日本人の心に響く日本人による作品

芥川也寸志メモリアルオーケストラ・ニッポニカのEXTON第1弾CDが4月22日に発売。曲は「林光:交響曲ト調」など、日本人の耳に自然に入ってくる作品や、ストラヴィンスキー、ショスタコーヴィチに影響を受けた旋律が聴こえる入野義朗や池野成の作品。また邦人作品の伝道師ともいえる指揮者、本名徹次さんへのインタビューも行い、日本人作曲家の魅力を語っていただきました。また最近では音楽顧問として2002年から活躍していたベトナム国立交響楽団の音楽監督に就任。アジアを代表するオーケストラのシェフとして、今後のプロジェクトのお話などもぜひお聞きください。

※ 著作権の関係上、番組内で放送される曲は45秒以内とさせていただいております。ご了承下さい。

 Apr_2009 EXTON RADIO CH1 2009.4_Vol.2

チェコ・フィルが奏でるチャイコフスキーとは。

2005年チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」のリリースに始まったマーツァル&チェコ・フィルのチャイコフスキー交響曲シリーズが、今年4月22日にリリースする交響曲第3番「ポーランド」で完結することになりました。このvol.1ではプロデューサーでもあるオクタヴィア・レコード代表の江崎友淑が登場し、チェコ・フィルが演奏するチャイコフスキーの醍醐味について語ってゆきます。マーラー、ドヴォルザークなどのいわゆるチェコ・フィルの王道ものではない、スラヴ人が奏でるチャイコフスキーの面白さが聴けるこのシリーズ。今回リリースした3番「ポーランド」の演奏だけではなく、これまで発売した演奏も織り交ぜながら、お楽しみいただけます。

 Apr_2009 EXTON RADIO CH1 2009.4_Vol.1