2010年2月アーカイブ

マティアス・ヘフス(トランペット)
ステファン・キーファー(ピアノ)



オネゲル:イントラーダ
シャリエ:ソロ・ド・コンクール
ボザ:ルスティクス
ズーターマイスター:演奏会用ガヴォット
フランセ:ソナチネ
プログ:3つの小品
ヒンデミット:トランペット・ソナタ 変ロ調
エネスコ:伝説 <ボーナストラック>



「世界最高峰の名手」「新時代のカリスマ・トランペット奏者」などと称される現代の寵児マティアス・ヘフスの新アルバムの登場です。現在ヘフスは44歳、演奏者として大きな円熟期を迎えています。かねてよりその圧倒的な実力は評判になっていたものの、日本ではその演奏を聞く機会がなく「伝説的な名手」として噂されてきました。弱冠19歳でハンブルグ国立歌劇場の首席奏者となり、ジャーマンブラスのリーダー的存在として活躍してきました。今回収録した曲は、ヘフス自身が長年演奏し、温めてきたものばかりです。ロータリートランペットを使用しての、オネゲルの輝かしきハイノート、中間部の驚異的なテンポ!シャリエの躍動するリズム、柔らかな音色。フランセの軽やかなテクニック。全編にわたる完璧なテクニック!聴き所は満載ですが、なんといってもドイツの重厚なロータリーサウンドによるヒンデミットは、必聴です。重厚でありながら、縦横無尽のテクニックを魅せます。今後日本の学生たちの最高のバイブルとなるでしょう。過去のトランペットの名手たちが築いた名演奏を凌駕する新時代のアルバムです。

<プロフィール> マティアス・ヘフス Matthias Höfs
6歳からトランペットを始めた後、10歳からはペーター・カレンゼー教授のレッスンを受け始め、1982年にハンブルグ音楽大学のカレンゼー教授のクラスに入学。2年後にはベルリンフィルハーモニーのカラヤンアカデミーでコンラディン・グロート教授に師事し、コンチェルトイグザーメン(大学院)を最優秀の成績で卒業した。19歳からハンブルグ州立歌劇場の首席トランペット奏者として活躍。1987年にドイツ音楽大学コンクール、1990年にマルクノイキルヒェン国際音楽コンクールで第1位を獲得し、その他にも1983年にリューベック市のハンザ文化賞、1988年にはエドワルト=ゼーリング賞を受賞、1989年にはドイツ文化省とドルトムントモーツアルト協会から奨学金を受賞されている。
2000年からは、ハンブルグ音楽大学でトランペットと室内楽の教授として後進の指導に当たるほか、オーケストラ奏者としてベルリンフィルハーモニー、ミュンヘンフィルハーモニーといったような、ドイツを代表するオーケストラへの客演、また客員教授としてもモスクワ、コペンハーゲン、パリ、ロンドン等の音楽大学に招聘されており、マスタークラスも世界各国で行われている。
 また金管アンサンブルの代名詞とも言えるジャーマンブラスのメンバーとして、1985年の加入以来、エンリケ・クレスポと共にアレンジャーとして数々の楽曲の編曲も手がけており、これまでに20枚を超えるCDの製作、年間60回を超える公演を行っている。


録音:2009年9月10-13日
富山・北アルプス文化センターにて収録

ウラディーミル・アシュケナージ(指揮)
NHK交響楽団



チャイコフスキー:交響曲第5番



指揮者として最も円熟期にあるアシュケナージが2004年から2007年まで録音したチャイコフスキー・シリーズ。
これまですべてスタジオ録音を行ってきましたが、ついに当盤で交響曲全6曲がすべて揃いました。アシュケナージはN響の精緻なアンサンブル力を存分に生かして、自然な流れの中でチャイコフスキーの力強い響き、叙情的な歌を描き出しています。
アシュケナージの曲に対する確信と、そこに導かれるオーケストラの絶妙な機能美を聴き取ることのできる演奏です。


録音:2007年2月14日 かつしかシンフォニーヒルズにて収録
 

シルヴァン・カンブルラン(指揮)
読売日本交響楽団



ベルリオーズ:幻想交響曲
ラヴェル:組曲「クープランの墓」



2010年4月から読売日本交響楽団の第9代常任指揮者となるシルヴァン・カンブルラン。独創的なアイデアを盛り込んだ演奏に定評のあるカンブルランが、艶やかなフランスの二大作品を奏でます。
機能性抜群の読響のアンサンブルを緻密に導き、フランス人ならではの色彩感を十分に聴かせます。楽章ごとに見事に色分けし、怒涛の最終楽章をむかえる幻想。そして精緻で繊細な音色を聴かせるクープランの墓。カンブルランの意欲あふれる読売日響との最新アルバムを乞うご期待ください。

シルヴァン・カンブルラン(指揮)
1948年生まれ。フランス・アミアン出身。現在、バーデンバーデン&フライブルクSWR(南西ドイツ放送)交響楽団の首席指揮者およびクラングフォーラム・ウィーンの首席客演指揮者を務め、独創的なプログラミングと、現代音楽に対する深い造詣が高く評価されている。
1981年から91年までブリュッセルのベルギー王立モネ歌劇場の音楽監督、93年から97年までフランクフルト歌劇場の音楽総監督を務めた。また、パリ・オペラ座の主要な指揮者として多くの作品を指揮しているほか、ザルツブルク音楽祭、メトロポリタン・オペラにも定期的に登場している。2001年のザルツブルク音楽祭では、〈フィガロの結婚〉で、伝統的なレチタティーヴォの伴奏をチェンバロではなくシンセサイザーに置き換え、話題を呼んだ。
ウィーン・フィル、ベルリン・フィルをはじめ、世界一流の楽団にも数多く客演している。
2010年4月、読売日本交響楽団の第9代常任指揮者に就任する。


録音:2009年4月17日 東京芸術劇場にて収録

アレクサンドル・ラザレフ(指揮)
日本フィルハーモニー交響楽団



チャイコフスキー:
交響曲第4番
戴冠式祝典行進曲



日本フィルの首席指揮者に就任してから、来日のたびに話題となっているアレクサンドル・ラザレフ。当チャイコフスキー第4番は2009年1月に行われた就任披露演奏会でのライヴ録音。溢れる熱気の中、独特なテンポ感や強弱などラザレフのこだわりの曲作りが随所に見られる演奏です。日本フィルはラザレフのタクトにしっかりと導き出され、引き締まった響きを作り上げています。
また2010年2月にはラザレフ初の九州公演を予定しており、当曲をはじめとするレパートリーを演奏します。


録音:2009年4月17日 東京芸術劇場にて収録

田村響(ピアノ)



J.S.バッハ:イタリア協奏曲
モーツァルト:ピアノ・ソナタK.331
リスト:バラード 第2番
          ダンテを読んで(ソナタ風幻想曲) 



1986年生まれ。弱冠20歳にしてロン・ティボー国際ピアノ・コンクールで優勝。現在ヨーロッパ、日本、アジアにおいて精力的な演奏活動を行う田村響がトリトン・デビューCDをリリース。確かな実力と豊富な技術で古典からロマン派まで網羅したリサイタル・プログラムを揃えました。正確なタッチから音粒の均一さから完璧に弾き込まれた超絶技巧。
そして持ち前の柔らかく豊かな音色、研ぎ澄まされた感覚で描き出してゆく演奏と熟考された音楽性。田村の並々ならぬ演奏に対する敬意と情熱を感じさせます。ここに、無限大の可能性を秘めた田村響の「世界」が広がります。

田村響(ピアノ)
ピアニスト田村響は、2007年10月パリで開催された世界的なコンクールのひとつであるロン・ティボー国際コンクールにおいて弱冠20歳で第1位に輝き一躍世界に注目されるに至った。以来、ザルツブルク・モーツァルテウムで勉学を続けながら、国際的な演奏活動を開始している。
2009年2月には、ビシュコフ指揮ケルン放送交響楽団にソリストとして招かれ、定期演奏会デビューと日本ツアーを行った。1986年愛知県安城市生まれ。3歳よりピアノを始める。
愛知県立明和高校音楽科を卒業後、18歳でザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学に留学。これまでに、深谷直仁、清水皇樹、クラウディオ・ソアレス、クリストフ・リースケの各氏に師事。
2002年、第26回 ピティナ・ピアノコンペティション特級グランプリ、第18回園田高弘賞ピアノ・コンクールにて園田高弘賞第1位を受賞。その後、国内の主要オーケストラから招かれる一方、数多くのリサイタルを開催、その活動は、フランス、オランダ、ドイツ、スイス、ロシア、ブラジルなどにも及んだ。
受賞暦としては、2003年度<アリオン賞>、2006年第16回出光音楽賞、2008年文化庁長官表彰・国際芸術部門、ホテルオークラ音楽賞などがある。


録音:2009年11月16-18日 小美玉市四季文化館みの~れにて収録

木野雅之 (ヴァイオリン)
山田和樹(指揮) 
横浜シンフォニエッタ


 
メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.77


 
メンデルスゾーンとブラームスという二つの名曲に真正面から取り組んだ木野の最新盤。
話題の新進指揮者の山田和樹と横浜シンフォニエッタが、精度の高い安定したサポートで
実に17年ぶりとなるオーケストラとの共演アルバムを究極の仕上げに引き上げています。
木野のふくよかで、マッスルな音像が名曲といわれる二つの協奏曲を骨太に歌い上げた
聴きごたえのある一枚です。


録音: 2009年10月27-29日 横浜 青葉台、フィリアホールにて収録


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