octavia: 2012年8月アーカイブ

ウラディーミル・フェドセーエフ(指揮)

モスクワ放送交響楽団


 プロコフィエフ:
バレエ音楽「ロミオとジュリエット」作品64(抜粋)
組曲「3つのオレンジへの恋」作品33bis(抜粋)
組曲「キージェ中尉」作品60


 かつてキャニオン・クラシックスからリリースされた、フェドセーエフ&モスクワ放送響によるプロコフィエフ管弦楽作品集。録音評で大きく評価された音源が、新たにSACDハイブリッド盤として再発売です。数多くの名演を生み出してきた両者が、太く、芯の通った力強い音で表現するプロコフィエフの音楽。息もつかせず駆け抜ける65分です。今回、新たにDSDリマスタリングを施し音質にも更に魅力が加っての再リリースです。


 収録 : 1993年8月29-31日 モスクワ音楽院大ホールにて収録

ウラディーミル・フェドセーエフ(指揮)

木野雅之(ソロ・ヴァイオリン)

モスクワ放送交響楽団


 

リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」作品35

グラズノフ:バレエ音楽「ライモンダ」作品57(抜粋)


 ロシア随一の名コンビとして名高いフェドセーエフ&モスクワ放送響によるシェエラザードがSACDハイブリッドで登場です。キャニオン・クラシックスからリリースされ、その音質で高い評価を得た本タイトル。モスクワ放送響の瞬発力、表現力とそれを完璧にコントロールするフェドセーエフの指揮、そしてソリストとして加わった木野雅之による情感溢れるソロ・ヴァイオリンが見事に千夜一夜の物語を紡いでいきます。最新のDSDリマスタリングで蘇る名盤の魅力を是非お楽しみください。


 

収録 : 1994年5月20,21日 モスクワ放送局大ホールにて収録

三舩優子(ピアノ)


ヒナステラ:組曲「クレオール舞曲集」、アルゼンチン舞曲集

ヴィラ=ロボス:南アメリカ

ピアソラ:ピアノのための組曲 作品2、ピアノのための3つの前奏曲、天使のミロンガ


 

前作の「バーバー:ピアノ作品集」が好評の三舩優子がまた新たな音楽を届けてくれました。次なるターゲットは南米です。魅惑のピアニズム満載であり、まだこれから広がってゆくであろう未開の音楽大陸です。

その代表格であり、没後20年を迎える人気作曲家ピアソラの貴重なオリジナルピアノ作品を収録。特に作品2はこれまでのイメージを覆すようなクラシックテイストを含んでおり、ドビュッシーやラヴェルの印象派から大きく影響を受けたあまり知られていない貴重な楽曲です。当盤のピアソラの作品を聴くと、「天使のミロンガ」などへと繋がるピアソラの音楽変遷が感じられます。また、ピアソラの最初の先生であったヒナステラも要注目です。近年人気曲となりつつある「アルゼンチン舞曲集」はラテンのリズムと和声が色濃く、高揚感満点の曲です。

ヒナステラからピアソラへと繋がる南米ピアニズムを、三舩優子の切れ味鋭いリズムとセンスが、色鮮やかに鳴り響かせます。三舩優子ならではの渾身のピアニズム。新たなる音楽の展開です。

 

 上杉春雄(ピアノ)


 

J.S. バッハ:平均律クラヴィーア曲集 第1巻


 

上杉春雄は数年前からバッハ「平均律」に取り組み、数回にわたりリサイタル等で取り上げる他、平均律についての講演なども開催。各地でバッハをプログラムに加えたコンサートを開催するなど、積極的にバッハの音楽と関わってきました。また、パイプオルガンやチェンバロも学ぶなど、多角的アプローチによって、この曲集について研鑽を積み重ね、このたび満を持してレコーディングに臨みました。

2回に分けて行われた収録を経て、技術上の完成度は勿論の事、それ以上にバッハの音楽と対峙しながら、 そしてその精神の在りようを探りながら完成度を究めて行きました。

あまたのCDが存在する「平均律」。時代の変化を正面から受け止め、常に古い伝統と新しい潮流を真摯に追い続けた上杉のバッハ。「音楽で語りかける」をモットーとする上杉春雄の希求が「新たなる始まり」を迎えます。


 

収録:2011年8月9~12日、2012年3月9,10日 東京・Hakuju Hall にて収録

 成田博之(バリトン)

河原忠之(ピアノ)


 

ドゥランテ:清いおとめ、愛の泉よ

グルック:いとしい恋人よ(歌劇「パリデとエレーナ」より)

ロッシーニ:
テルのアリア「動いてはいけない」(歌劇「ウィリアム・テル」より)
フィガロのカヴァティーナ「わたしは町のなんでも屋」(歌劇「セビリアの理髪師」より)

ヴェルディ:
ロドリーゴのアリア「私は死ぬ」(歌劇「ドン・カルロ」より)
リゴレットのアリア「悪魔め鬼め」(歌劇「リゴレット」より)

モーツァルト:ドン・ジョバンニのセレナード「窓べにいでよ」(歌劇「ドン・ジョバンニ」より)

トスティ:セレナード、君をもう愛さない

デンツァ:妖精のまなざし

デ・クルティス:帰れ、ソレントへ

カルディッロ:つれない心

ディ・カプア:オー・ソレ・ミオ

ジョルダーノ:ジェラールのアリア「国を裏切るもの」(歌劇「アンドレア・シェニエ」より)


 

収録:2012年6月9日 東京文化会館小ホールにて収録

ザ・フルートカルテット
相沢政宏
神田寛明
斎藤和志
柴田勲


 

ロレンツォ:シンフォニエッタ 作品75

ボワモルティエ:協奏曲 作品15-4

シューマン/神田寛明編:子供の情景 作品15

ショパン/神田寛明編:別れの歌

プッチーニ/斎藤和志編:「古い外套よ」(歌劇「ラ・ボエーム」より)

三浦真理:想い出は銀の笛

 


 

日本のトップ・フルーティストによるアンサンブル、ザ・フルート・カルテットの新譜が登場です。クリストン・レーベルでは3タイトル目となる当盤では、元メンバーである大村智樹をゲストに迎え5重奏曲も収録。さらにハーモニーに輝きが増し華麗なアンサンブルを聴かせます。また定評のある神田寛明編曲によるシューマンやショパンではフルート4本で音楽の真髄に迫るような、表現と音色の変化でフルートの世界を広げます。さらに注目はプッチーニです。斎藤和志がコントラバス・フルートの見事なソロを披露。まさに名歌手!人気フルート曲の「想い出は銀の笛」も収録し、フルートアンサンブルの醍醐味が詰まっています。「聴くとフルートが好きになる」そんなアルバムの登場です。


収録:2012年5月29-31日横浜・かながわアートホールにて収録

飯森範親(指揮)

山形交響曲団


シューマン:
交響曲 第2番 ハ長調 作品61
交響曲 第3番 変ホ長調 作品97 「ライン」


 

飯森&山響のシューマン交響曲全集の完結盤の登場です。前作Vol.1に続き時代考証を踏まえ、交響曲第2番はピリオド楽器とその奏法、第3交響曲はモダン楽器を使用しての演奏がこのアルバムに収められています。そのオーケストラ・サウンドの違いもこのアルバムの特色ですが、なんと言ってもその演奏内容です。飯森と山響はシューマン独特のオーケストレーションを見事に具現化し、そこに隠されていた本来の音楽の姿に昇華させています。また、(OVCX-00024)に収められた交響曲第4番(改訂版)も含めると、両者は全5曲のユニークなシューマン交響曲全集を完成させたと言えるでしょう。


 

2007年11月24-25日(第3番)、2008年11月22-23日(第2番) 山形テルサにて収録

 松本和将(ピアノ)


 

ショパン:
1. バラード 第1番 ト短調  Op.23
2. バラード 第3番 変イ長調  Op.47
3. ノクターン 第13番 ハ 短調  Op.48-1
4. バラード 第4番 へ短調  Op.52
5.幻想曲 ヘ短調 Op.49
6. ワルツ第6番 変二長調 Op.64-1「子犬」
7. ワルツ 第7 嬰ハ短調 Op.64-2
8. マズルカ ト短調 Op.67-2
9. マズルカ へ短調 Op.68-4
10.ノクターン 第18番 ホ長調 Op.62-2
11.ポロネーズ 第7番 変イ長調 Op.61「幻想」


 

 

傷つきやすさゆえか、誰も他人を寄せつけないカミソリのような鋭さを持ったショパンには、内面の苦悩や葛藤を表現した作品も多い。それも、ベートーヴェンのような強い意志の上に立つ哲学的な苦悩ではなく、繊細で感じやすい心がそのまま表されているような情緒面での苦悩だ。その苦悩を経て辿り着いたのは、ベートーヴェンで言うところの「悦び」ではなく、誰にも打ち明けることのなかった心のうちを最後の最後にそっと告白して天に昇っていくような「昇華」だったのではないかと思う。最後の大作、幻想ポロネーズはそんなショパンの生涯を振り返った独白なのではないか。

松本和将(CDライナーノーツより


 

収録:2012年1月18日 東京文化会館小ホールにてライヴ収録


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